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2018年03月 中国国家統計局PMI 表面的には回復だが・・・?

2018年03月 中国国家統計局発表購買担当者景気指数PMI

備忘録代わりにまとめます

読みにくいかもしれませんがご了承ください

まずは製造業PMI

春節明けの生産拡大により51.5に上昇

大気汚染に伴う生産制限措置が緩和されたことで生産拡大ペースに戻る。

大企業PMIが前月に比べ0.2上昇の52.4

先月急落していた中小企業PMIは、中企業が1.4改善の50.4、小企業が5.3改善の50.1

生産指数は2.4改善して53.1、新規受注も2.3改善して53.3、原材料在庫指数は0.3上昇の49.6

雇用指数は1.0上昇の49.1、納期指数は50.1

 

 

 

同時発表の非製造業PMIは0.2改善の54.6。サービス業が0.2下落の53.6、建設業が大幅に加速。3.2%増の60.7

 

新規受注0.4下落の50.1と減速。とくにサービス業は0.9低下の49.8。逆に建設業は2.5増加の52.0

入力物価指数は3.3低下の49.9。サービス業が2.1低下の50.3.建設用製品が9.9低下の48.0

販売価格指数0.6低下の49.3。サービス業は0.7低下の48.9.建設業は0.2増加の51.9

従業員指数は0.4低下の49.2.サービス産業従業員の指数は0.3低下の48.6.建設業は0.9増加の52.6

事業活動期待指数は前月比0.1低下の61.1。11か月連続60.0オーバー。サービス業が0.3現象の60.1.建設業は1.0増加の66.7

 

PMI総合は1.1増加して54.0

 

 

総評

製造業は輸出主導で新規受注、生産が好調。原材料価格も抑えられており、マージン改善が期待される。冬季の環境規制撤廃の影響で生産が拡大しているが、これが今後も続くかどうかは予想の難しいところ。

非製造業は昨年に比べて減速感が強まる展開。とくにサービス業の景況感トレンドが下向き。建設業だけが良くてもしかたない。

全体的にはひと頃の勢いはない

 

なお、データは中華人民共和国国家統計局のサイトより拝借。

中国語の翻訳に間違いがあるかもしれませんので、かならず元データを確認していただきますようお願いいたします。

なお、昨月のPMIはこちらから。