AppleがiPhone XS、 iPhoneXSMax 、iPhoneXRと、FDA認証のAppleWatchを発表~売れ筋は8.5万円のXRか?~
9月12日、Appleが新型iPhoneと、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を受けた新型AppleWatchを発表しました。
最高級iPhoneXSMaxは12.5万円となり、昨年発表のXSをも上回る高価格となっています。
実質的には、各種機能が省かれつつ処理速度は上位機種と同等で価格を抑えた8.5万円のXRがメインストリームとなると思われます。
iPhoneXS/XSMax/XRの各性能比較は以下になります。
大きさ
- iPhone XS・・・143.6mm×70.9mm×7.7mm(高さ×幅×厚さ)、重さ177g
- iPhone XS Max・・・157.5 mm×77.4 mm×7.7 mm(高さ×幅×厚さ)、重さ208g
- iPhone XR・・・150.9 mm×75.7 mm×8.3 mm(高さ×幅×厚さ)、重さ194g
カメラ性能
- iPhoneXS/iPhoneXSMax・・・デュアル1200万画素(広角:f/1.8、望遠:f/2.4)、2倍光学ズーム、光学式手振れ補正搭載
- iPhoneXR・・・1200万画素・広角(f/1.8)
- インカメラは各ラインナップ共通で700万画素(f2.2)
コア
SoCは各ラインナップ共通。7nmプロセスで作られた「A12 Bionic」を搭載(TSMC製?)
素材・みため
- iPhoneXS/iPhoneXSMax・・・カラーはゴールド、シルバー、スペースグレイ。素材はステンレス
- iPhoneXR・・・カラーはホワイト、ブラック、ブルー、古0らる、イエロー、プロダクトレッド。素材はアルミ
表示部
- iPhoneXSMax・・・6.5インチ有機ELディスプレイ(解像度2688×1242 pixel)
- iPhoneXS・・・5.8インチ有機ELディスプレイ(解像度2688×1242 pixel)
- iPhoneXR・・・6.1インチ液晶ディスプレイ(解像度1792×828)
価格
- iPhoneXSMax・・・12万4800円
- iPhoneXS・・・11万2800円
- iPhoneXR・・・8万4800円
ストレージ容量
- iPhoneXS/XSMax・・・64、256、512GB
- iPhoneXR・・・64、128、256GB
防水性
- iPhoneXS/XSMax・・・IP68
- iPhoneXR・・・IP67
こうやって見てみると、iPhoneXRでよくね?って思えてきませんか?
むしろ、iPhoneXSいらね( ゚д゚)、ペッ
って感じですよね?
上手い売り方するなぁと思います。
全然やすくないiPhoneXRが、なんだかとってもお得な商品のようにみえてくる錯覚。そこがAppleの狙いでしょう。
ちなみに、iPhoneXSMaxの512GBバージョンは16万4800円だそうです。
たっか!
たかすぎでしょうw
完全に見せびらかし需要狙いだと思います。
いりませんわー・・・
今回Appleは、iPhoneXSシリーズの発表と同時に、旧型iPhoneの価格を下げました。
iPhone8とiPhone7が11000円ずつ値下げされ、iPhone8は67800円から、iPhone7は50800円から販売されることになりました。
新興国でのAppleのシェアはほとんどない状態なので、アンドロイド勢への対抗として価格を下げたようですが、たぶんこれはあまり意味がないような気がします。
同じ価格帯でもっと性能のいいスマホが出回ってますしね。
AppleWatch Series4にはFDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を受けた心電図測定、不整脈検知システムが搭載されました。
今回のAppleWatch Series4は表示領域が旧型に比べて30%拡大、スピーカーは大音量化しているとのことで、旧型製品で不満の声が多かった点は改善されている模様。
また、心拍数の変動や不整脈を検知したり、転倒した場合などに自動で救急に通報するシステムなどが搭載されているとのことです。
AppleWatchがナウなヤング向けデバイスから、お達者老人向け発信機に変化した瞬間です・・・
とりあえず、狙いとしては悪くないと思うのですが、なんかこう・・・ワクワクしないデバイスになりました。
AppleWatchをつけていたら
「おまえ身体わるいの?」
って言われそうですし、なんかそれは違う気がする・・・
とりあえず、こうやって見てきて思いますが、どうも今回の新型iPhoneXS/XRシリーズにしてもAppleWatchにしても、そこそこ売れそうだけど魅力に乏しい感じがしてきます。
新しいiPhoneXS/XRシリーズでなければできないことがみえません。
パソコンで言ったら、2000年代の初めくらいな感じだと思います。
スマホ市場はほとんど飽和、4Gの世界での性能競争はほとんど天井にぶつかっており、差別化できる余地がありません。
とりあえず、スマホは我慢して古いもの、安いものを使っていて、ピュア5Gの時代になったら頑張っていいものを買うのが利口な気がします。
もしこういう風に考えている人が多ければ、スマホ市場は5Gを前にして大きく落ち込む可能性があります。
また、スマホを生産するためのロボットなどの需要も落ちる可能性があります。
現在はそういう時期に差し掛かっているように思います。