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日本 鉱工業生産2018年02月出荷 その2

前回記事のつづきです。

自分用の備忘録代わりに纏めます。

見にくいかもしれませんがご容赦ください。

その3

混合機・撹拌機・粉砕機の伸びがすごい。これはインバウンド需要で広がったメイドインジャパンな化粧品への需要の伸びが影響しているんじゃないかなぁと予想している。国内で化粧品メーカーが工場を増設しているのが後押ししている可能性はある。

半導体製造装置は減速感が強まっていると俺は思う。多くのメディアではまだまだ好調みたいに言ってるけど・・・データは違う気がする。

フラットパネルディスプレイ装置は各社報道通り、酷い状態に落ちてきている。

ロボットおよびマシニングセンタ、切削盤などの製造装置関連は依然として高い伸び。

鋳造装置も回復。前回記事で好調だった鋳造部品を作るための装置。

紡績、準備機械が落ち込み激しい。豊田自動織機とか。なんでだろう。カーシート向け設備投資減少とか?

織機、編組機械が回復。島精機とかそういうところ。

ダイヤモンド工具は好調。半導体製造向けかな?あとは太陽光発電パネルなんかでも、最近はダイヤモンドソーを利用するところが出てきている。旭ダイヤモンド工業が国内シェアトップなはず。

エンドミルはコンスタントにそこそこ売れている。射出成型機は減速?

電動工具は減速かもしれない。マキタとかそこらへん。

アネロイド型(機械式)圧力計は好調維持。半導体製造装置や産機、重機向けだろう。長野計器が大手。

デジタル・フルカラー複写機は酷い状態。リコー、富士ゼロックスなど

固定コンデンサ、トランス、インダクタなど電子部品類が減速。水晶振動子、複合部品、通信・電子装置用スイッチなど全般的に悪い。スマホが売れていないことを反映したものだろう。今後一層悪化に向かいそうな雰囲気がある。5G投資が後ずれしそうな流れであり、非常に危険な方向に向かいつつある。村田製作所などが大手。

スイッチング電源は好調。半導体製造装置など製造装置需要を受けたものだろう。TDKラムダ、コーセルなどが有名。

アクティブ型液晶(中小型)は酷い。よかったことがここ数年ない。ジャパンディスプレイが関連銘柄

整流素子は良好。パワー半導体のひとつで、交流を直流にする。さまざまな電気製品で使われるので、どれだけ製造業が盛んかすぐわかる。ローム、サンケン電、STマイクロ、インフィニオンなどが関連銘柄

モス型半導体集積回路(メモリ)は減速感はあるが良好キープ。マイクロン(Micron /MU)、サムスン(Samsung/005930.KS)と東芝、ウェスタンデジタル(Western Degital / WDC)、SKハイニックス(SK Hynix / 000660.KS)あたりが関係銘柄。ただ、生産性が向上するとともに価格競争が激化しつつある。今後は優劣がはっきりしていきそう。

シリコンウェハは安定推移。関連銘柄はSUMCO、信越化学など。

モス型半導体集積回路(CCD)は急低下。スマホ販売が盛り上がらず在庫過多になっている可能性が高い。関連銘柄はソニー。

サーボモータは極めて良好。工作機械、ロボット、半導体製造装置などさまざまな製造装置で使用されており、設備投資が拡大する局面では大きく伸びる。関連銘柄は安川電機。

開閉器、遮断器、電磁クラッチ、変圧器などはまちまちだが、出荷は全体的に下方に向かっている。

 

 

 

以上をまとめると、

総じてピーク近し

もしくはピークを過ぎた段階でしょう。

もし証券会社のレポートなどでシクリカルセクターを買い煽ってるレポートがあったら、それは不誠実の極みだと思います。

 

次につづきます。

(なるべく注意していますが、数字に誤りがあるかもしれません。投資行動などに利用する場合にはご自分で元データに当たっていただきますようお願いいたします。なお、データに誤りがあればご連絡ください。)