2019年7月12日米国株式市況概況～米株ヒートマップ・S&P500・米国債・WTI原油チャート～

米国株式ヒートマップ

この日、発表された企業物価指数が二年半ぶりの低い伸び

パウエルFRB議長の発言も引き続き材料視されるなか、利下げ期待は依然として継続

決算発表前の薄い商いのなかを上昇する展開。

セクター別には医薬品と公益、不動産以外のほぼすべてが上昇。

医薬品セクターはトランプ大統領のPBM廃止撤回以降に大きく売られており、

PBM撤廃による薬価上昇を期待した動きが事前に大きすぎたかもしれない。

公益と不動産は金利低下時に上がりやすいが、どうもこのあたりが下落しているのは利下げ期待の高まりとはチグハグにみえる。

金利低下期待は市場にほぼ織り込まれていると見た方がいいかもしれない。

なお、上昇率が大きいのが半導体、資本財、運輸などであり、典型的なシクリカルセクターが上昇。

合算売買高は56.8億株

非常に商いが薄いなかでの取引となっている。