2018年8月23日 米国市況概況

 

 

 

昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000のすべてが下落。セクター的にみても情報技術以外のほぼすべてが下落。ただ下落率は小幅で、長期チャートてみれば高値もみ合い。

ヒートマップをみてわかるとおり、非常にまちまちな展開。

しいていうなら、昨日の相場をひきついで小売り業がやや強い程度か。

あとは、フィリップス66(PSX)、ヴァレロエナジーVLO、マラソンペトロリアムMPC、ホリーフロンティアHFC、アンデバーANDVなど精製につよい企業が上昇。

米中貿易戦争のさらなる進展があったが、とくにそれを嫌気するような動きもなく、かといって織り込み済みとして買い騰がる動きもない。

個別には、ビクトリアズシークレットの不振でLブランズLBが売られ13%安。

他のアパレル各社はここもと上昇基調にあるが、Lブランズのみ下向きになっており非常に良くない展開。

セクター別で唯一上昇の情報技術は引け間際に失速。

ワイオミング州で開催のジャクソンホール会議待ちという声も聞かれるが、それだけ個別材料難ということだろう。

売買代金は両市場あわせて55.7億株。

市場のエネルギーはまだたりない。