昨晩木曜日のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500が上昇、小型株中心のラッセル2000はほぼ横ばいとなった。
たしかに指数は上昇した。
しかし相場の中身はというと、昼頃にかけて強く、引けにかけて売られる展開となっており、決して強気一辺倒の動きではない。
また、アップルAAPLとアマゾンAMZNのふたつに資金が集まる相場に回帰。
他の多くの銘柄はつまるところ、この二社からあふれた資金が向かった時だけ強い感じにみえる。
アップル、アマゾンの他に買われたセクターをみると、ここ最近の動きと異なりディフェンシブ性の高い公益セクターとなっている。
このセクターへの買いは、下がったから買う、といった消極的な目的にみえる。
また他のセクターでは、ヘルスケアはじみに上昇をキープするものが多い。
この日はバイオ株などに直近高値更新するものが目立ち、リジェネロンREGN3.70%上昇、バイオジェンBIIB1.78%上昇、バーテックスファーマシューティカルズVRTX1.66%上昇となっている。
FAANGも総じて堅調。
先述のアマゾンとアップルの他、アルファベットGOOGL、フェイスブックFB、マイクロソフトMSFT、ネットフリックスNFLXなども小幅ながら上昇キープ。
個別にはクルーズ大手カーニバルCCLが利益見通し引き下げで下落。
食品大手コナグラCAGも決算内容を嫌気して8.54%急落。
テスラモーターCEOイーロン・マスク氏がSECに証券詐欺罪で提訴され、テスラTSLAは時間外で急落。
この日の合算出来高は62億株。最近の出来高に比べてやや少ない。
あがって、さがってをやった割に、出来高が少ないことは若干気がかり。