【統計】風力発電機のメーカー別世界シェア
2017年の風力発電機のメーカー別世界シェア
(FTI などのデータをもとに集計)
2017年の風力発電機設置量は発電能力で52150MW
風力発電機のシェアトップは順に
デンマークのヴェスタス
スペイン・ドイツ連合のシーメンス・ガメサ
中国のGoldwind 新疆金風科技
米国のGEリニューアブル
ドイツのエネルコン
中国のEnvision 遠景集団(遠景能源科技有限公司)
ドイツ・スペイン連合のノルデックス・アクシオナ
中国のMing Yang 明陽風電
ドイツのSenvion
インドのSUZLON
以下、UnitedPower連合動力、CSIC中国船舶重工、SEWIND上海電機、XEMC、Dongfangなど中国メーカーがごろごろといった感じになっています。
なお、洋上風力に関しては上記のランキングとは別です。
くわしくはこちら⇒【統計】世界の洋上風力発電のメーカー別シェア
風力発電機のメーカー別世界シェアを国別にみると・・・
風力発電機のシェアを国別にみると、ドイツと中国が非常に多いことがわかります。
ドイツはシーメンスガメサ、エネルコン、ノルデックス・アクシオナ、センビオンなどが主要メーカーであり
中国はGoldwindを筆頭に、Envision、Mingyang、United Powerなどなど
どちらもあわせて30%程度でしょうか。
シーメンスガメサとノルデックス・アクシオナはスペインのぶんもありますので、細かく見ていくと中国が一番ということになりそうです。
中国では新疆金風がやはり頭抜けた存在だと思います。
風洞設備、空力計算などの分野でも大規模な投資が実を結んでいると言われています。
また、中国国内には大型風力発電機向けの主軸メーカーなども育ってきており、再エネを推し進める国策も相まって、非常に強力な企業群となりつつあります。
風力発電機世界シェアが低い日本企業はドイツメーカーと提携
日本企業は主にドイツ企業と提携しています。
日立はエネルコンと提携
(日立は生産から撤退することを表明しました。以降はエネルコンに統合になりそうです。)
東芝はセンビオンと提携しています。
三菱重工はデンマークのヴェスタスと提携し、洋上風力向けにMHI VESTASを展開しています。
なお、細かい数字は間違っている可能性もあるので、あくまでも参考程度にとどめてください。以上です。