定額乗り換えサービス『KINTO SELECT』で露呈したレクサスのブランドマーケティングの下手糞さ

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定額乗り換えサービス『KINTO SELECT』で露呈したレクサスのブランドマーケティングの下手糞さ

 

トヨタが月額18万円で最新型レクサスを乗り回せる『KINTO SELECT』を開始

トヨタ自動車は2月6日から、東京都内で『KINTO SELECT』を開始。

この『KINTO SELECT』は、月額18万円を支払えば半年ごとに最新型レクサスを乗り継げるサブスクリプション型サービスで、3年間の契約期間中6車種に乗れるサービスになるということです。

この18万円には自動車税や登録時の諸費用、任意保険の費用、各種税金などなどが含まれているとのこと。

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なお、同様にプリウス、クラウン、カローラスポーツ、アルファード、ヴェルファイアを対象にしたKINTO ONEというサービスも春から開始予定で、こちらは乗り継ぎなしのリースタイプのサービスで、プリウスの場合は46100円からとなっています。

 

 

KINTO SELECT』はレクサスがハイブランド化をあきらめた象徴的サービス

『KINTO SELECT』の開始は、レクサスが本当の意味での高級ブランド化を諦めた象徴的なサービスになると思います。

ここもと巷ではサブスクリプションサービスが流行りです。

トヨタとしても、このサブスクリプションサービスの波に乗らなければと考えて『KINTO SELECT』を始めたのかもしれません。

でもこれ、絶対にブランド価値を毀損します。

街中を走っている車が、サブスクリプションのものなのか、それとも個人所有のものなのかわからないことになるわけです。

高級車にしても高級時計にしても、本当に素晴らしいものは所有欲をくすぐるものだと思います。

使用欲をくすぐるものは、単なる道具です。

 

トヨタは、『KINTO SELECT』のサービス開始で、レクサスを単なる道具として売ることを認めた

トヨタは、『KINTO SELECT』のサービス開始で、レクサスを高品質な単なる道具として売ることを認めてしまいました。

壊れにくい、換金性が高い、質が良い、時計で言えばロレックスみたいなクルマがレクサスであると、トヨタは認めたことになります。

高級の意味を、たぶんトヨタははき違えています。

ポルシェやフェラーリが壊れにくいですか?

ハイブランドの洋服や靴が丈夫に作られていますか?

 

『KINTO SELECT』は、エンジニア視点でしか価値を語れない人が始めたサービスなのでは・・・

偉そうなことを言って申し訳ありませんが、『KINTO SELECT』はエンジニア視点でしか価値を語れない人が始めたサービスに思えます。

このブログのタイトルらしく、偉そうに語らせていただきます。

『KINTO SELECT』は、機能的に得か損か、コスト面からものを考えるタイプの人間が考えたサービスのように思います。

それは、個人的には好きなものの見方です。嫌いじゃないです。そういう見方は。

投資で言ったら、ファンダメンタルズ投資みたいなもんです。

 

でも、世の中で高級とされるものって、そういうもんじゃないと思います。

ファンダメンタルズより、トレンドフォローなんです。

フェラーリとレクサスを並べてどちらが高級か?と聞かれれば、フェラーリを選ぶのが一般的でしょう。

それは、価格差がフェラーリが高いからとかじゃなくて。

なんなら価格差を揃えるためにレクサスLFAとフェラーリ 488GTBあたりを比べてもいいです。

どちらが欲しいかって言われたら、大体の人がフェラーリ選びません?

もっと言っちゃうと、レクサスじゃありませんが、トヨタのTS050 HYBRIDと、NIOのNextEV ep9を比べてみても面白いかもしれない。

どっちがイケてるか。

個人的に、NIOのNextEV ep9は歴史を作る可能性があるマシンだと思います。

レクサス、トヨタは、歴史を作る可能性をWEC2017のル・マンで逃した。

そう思います。

 

 

 

『KINTO SELECT』で露呈した、レクサスに圧倒的に足りないもの

レクサスに圧倒的に足りないもの、一言で言ってしまえば、ストーリーだと思います。

レクサスには、かっこいいストーリーが何もない。

パテックやフェラーリ、ポルシェ、シャトー・ムートン・ロートシルトにあるようなストーリーが何もない。

ただただ、トヨタという日本の企業が立ち上げた、生産管理と細部の造りに拘った自動車というだけでしかない。

個人的には、ストーリーで物の価値を測る態度は嫌いですが、でも多くの人にとっては、それが高級の尺度なんです。

多くの人は、モノの本質的な良さなんてどうでもいい。

ファンダメンタルズより、トレンドフォローなんです。

レクサスが本当は凄くいい車だろうが、そんなことよりストーリーを楽しみたいんです。

それなのに、『KINTO SELECT』はそのストーリーに

「18万円で公式にレンタルされていた」

という歴史を刻むわけです。

まったく愚か。なんという愚か。

マーケティングの担当者を首にした方がいいと思います。

完全に無能だと思う。

 

レクサスを高級車として売りたいなら、すべきことは『KINTO SELECT』などではないはず

レクサスを本気で高級車として売りたいなら、サブスクリプションサービスの『KINTO SELECT』などではなく、ストーリーを作ることです。

ストーリーを作るためには、やはりレースや記録が一番。

NIOのマシンは、ニュル北で最速ラップを叩きました。

 

この動画はGoodwood Festival of Speedのものですが、いやぁすごいわこれは・・・

トヨタはWECルマン耐久レースで結局ドイツ勢に勝てず、彼らがいなくなったあとでようやく1位・・・これではストーリーになりません。

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とにかく何か尖ったものを見せなければダメです。

そこがわからないようでは、ロレックス止まりだと思います。

以上。