【統計】機械受注統計2018年12月

【統計】機械受注統計2018年12月

 

 

 

2018年12月の機械受注統計の解説です。

データは内閣府のサイトから。

 

 

内需 4.5%減 外需 21.9%減

 

 

 

船舶・電力を除く民需 0.1%減

 

 

 

製造業は低下の一方、非製造業は概ね好調。

とくに船舶・電力を除く非製造業はトレンド的にも順調か。

 

 

 

製造業は電気機械が低下の一方、情報通信、自動車・部品は増勢を維持

 

 

 

ここにきて農林漁業の設備投資需要が出てきている。

トレンドとしても強い。

日本産の食品の需要が伸びている可能性が高い。

中国側の統計でも乾燥・生鮮ともに食品の輸入が増えている。

新興国の中間層向けに日本ブランドの食品は売れており、その影響が出ていると思われる。

 

 

 

 

運輸・郵便は夏場の急増の反動もさほどなく回復してきており強い。

メルカリなどイーコマースさまさまだろう。

通信業は5Gに向けてまだ設備投資費用をケチる段階。

 

 

 

機種別の受注をみると、工作機械の低下が著しい一方、産業機械などはまだ踏みとどまっている印象。

 

全体としてはさほど悪くないのではないか。

市場はもっと悪い数字になることを予想しており、今のところはこの数字程度ならポジティブに捉えるながれだろう。

問題は、中国の需要がもう一段低下する可能性がある点であり、北米にも陰りがみえてきている可能性がある点。

現状がこはるびよりである可能性もあることには注意。

以上。