宸鴻光電科技(TPK Holding)の業績・決算と株価
今回は、台湾のタッチパネルメーカー宸鴻光電科技(TPK Holding)についてみていきます。
宸鴻光電科技(TPK Holding)はジャパンディスプレイ/JDIへ出資することが決まり、
日本でも一般の方が、新聞などで企業名を目にすることが増えてきました。
とりあえずそんな宸鴻光電科技(TPK Holding)について、まずは事業内容からみていきましょう。
宸鴻光電科技(TPK Holding)の事業内容~アップルのサプライヤー
宸鴻光電科技(TPK Holding)の事業内容は極めて単純、タッチスクリーン/タッチパネルの製造です。
とくに透明度の高いガラス静電容量方式でのタッチパネル供給に強みを持っており、
ガラスと貼り合わせるなど後工程のに関しては、宸鴻光電科技(TPK Holding)は世界的に大きなシェアを持っていると言われています。
ガラス静電容量方式というとアップルのiPhoneが有名ですが、宸鴻光電科技(TPK Holding)はアップルのサプライヤーのひとつとされ、業績はiPhoneの売上次第で大きく振れる傾向があります。
宸鴻光電科技(TPK Holding)はプラスチック静電容量方式に弱い~有機EL時代にやや遅れ
なお、そのアップルは有機EL採用とともに近年プラスチック静電容量方式に傾きつつあります。
宸鴻光電科技(TPK Holding)はこの分野でやや遅れをとっており、各方面と技術提携を急いでいるのが現状のようです。
(以下の深圳オーフィルムテックと資本業務提携関係にあります。)
⇒【002456】深セン欧菲光科技(オーフィルムテック/O-film Tech)の業績と株価~タッチパネルとカメラモジュール、指紋認証センサーの大手
宸鴻光電科技(TPK Holding)の業績
ここからは宸鴻光電科技(TPK Holding)の決算内容などをみていきます。
まずは2018年Q4の業績
https://twitter.com/chu_sotu/status/1113483905774944256
2018年3Qに比べてやや改善しているものの、
前年Q4と比べると営業利益が37%の水準です。
iPhone販売不振がもろに直撃しています。
以下は通期決算
https://twitter.com/chu_sotu/status/1113483959281676288
下期に挽回してきましたが、通期赤字に転落してしまっています。
ただ、四半期ベースでみると回復はしてきています。
https://twitter.com/chu_sotu/status/1113484089921658880
財務はまあまあですね。
宸鴻光電科技(TPK Holding)の株価
日足
週足
宸鴻光電科技(TPK Holding)の株価は酷いですねw
JDIといい勝負・・・
とりあえず、上手くいくと良いですね。
JDIともども共倒れにならなければいいですが・・・
最後は深圳オーフィルムがすべて買収、なんてことになったら面白いですね。
可能性としては、ありえないとも言い切れない・・・と思いますが。
なお、上記はあくまでも個人的見解です。
特定の投資スタンスをお勧めするものではありませんし、かなり憶測で語っています。
投資にあたっては自己責任で行うようお願いいたします。
以上です。