2018年7月12日 米国市況概況

 

昨晩のNY市場は3指数揃って上昇。決算期待で広範な銘柄が上昇したが、なかでもハイテクとヘルスケアの一角が好調。いわゆるFAANGには資金が流入しアルファベットGOOGL、フェイスブックFB、マイクロソフトMSFT、アマゾンAMZNが高値更新。アップルAAPLも堅調に推移した。

半導体、セミコン、通信機器なども総じて強く、CAテクノロジーCA買収による経営方針の不透明感が嫌気されたブロードコムAVGOが14%弱下げた以外は総じて堅調。テキサスインスツルメンツTXN、インテルINTC、シスコCSCO、シーゲートテクSTX、マイクロンMUなど総じて2%以上上昇。

ソフトウェアもCAテクノロジーが18%以上上昇し、他の銘柄に波及。アドビADBE、レッドハットRHT、オートマチックデータプロセッシングADP、コグニザントCTSH、シトリックスシステムズCTXS、オートデスクADSKなど2%を超える上昇。

ヘルスケアもセルジーンCELG、アレキシオンALXN、イルミナILMN、ギリアドサイエンシズGILDなど2%以上上昇。

NATO諸国の国防予算費増大を期待して、ハネウェルHON、ロッキードマーチンLMT、エルスリーLLL、ノースロップグラマンNOCなどが2~3%台の上昇。

いっぽうで、金利敏感な金融機関はまちまち。金融関連、消費関連には弱いものも多く推移。公益も売られた。


とりあえず、出来高が小さい。

それがすべてを物語っていると思います。