2018年7月20日 米国市況概況

昨晩のNY市場は4指数揃って小幅に下落。終日もみ合いの動きとなった。

金利上昇で金融株にはフォローのはずだが、大手銀と投資銀がやや買われたいっぽうで、生損保、資産管理系、地銀などが下落。公益や不動産は下落、ノンシクリカル消費財はまちまち、といろいろチグハグな動きとなった。

原油価格上昇にも関わらずエネルギーセクターは軟調。

個別決算の影響が大きく反映される相場になっている。

 

個別には、決算でクラウド好調が伝えられたマイクロソフトMSFTが高寄りするも窓を埋める動きで陰線引け。

前日に年間EPS見通しを引き下げたことで大きく下落したフィリップモリスインターナショナルPMがこの日は反発、直近高値を抜く動きとなった。

またゼネラルエレクトリックGEは火力発電事業の利益が急低下とあって終日軟調。

航空機部品大手のハネウェルは好調な売上状況を反映して3.79%高

スマホ需要の減退が伝えられたスカイワークスSWKSは5.36%安

VANSやthe North Faceの親会社VFコーポは業績を反映して大幅高

ステートストリートSTTは資産運用会社を買収すると伝わり大幅安となった。

 

 

出来高は2日前と同水準。

盛り上がりに欠ける相場である。