2018年9月26日 米国市況概況

 

 

 

 

昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000の4指数揃って下落。

特に小型株を中心とするラッセル2000の下落が大きく1%を超えている一方、その他の指数は0.2~0.4%程度の下げであった。

 

 

FOMCでFF金利の誘導目標が0.25%引き上げされ2.00~2.25%になることが決定されたまでは織り込み済みだったが、引け間際にかけて「緩和的」の文言が削除されたことを材料に売られる展開。

個人的にはそれはコジツケだと思っているが、とりあえず、売るタイミングに使われた形。

このペースでいくと金利の天井が3.25~3.50あたりになりそうとの見方から、天井感の見えた10年債は買われる展開(金利は低下)。

2021年の利上げ回数ゼロ回というのも材料にされたか。

 

これを受けて金融株は総じて軟調。

金利一服にも関わらず、金利敏感な公益、不動産株も低下。

ヘルスケアと小売がやや買われた意外には目立った上昇銘柄はなし。

原油価格は相変わらず高止まりしているが、この日はエネルギー株も利食い売りに押される展開。

合算出来高は70億株。エネルギーはしっかりあるが、個別をみるとちょっと重たい動きになってきている。