右派ジャイル・ボルソナロ候補が左派フェルナンド・アダジ候補に優勢~ブラジル大統領選挙

調査機関ダッタフォーリャによるブラジル大統領選世論調査、極右候補ジャイル・ボルソナロ下院議員がフェルナンド・アダジ元サンパウロ市長に優勢

 

 

ブラジル大統領選挙は7日に行われます。

これを前に、調査機関ダッタフォーリャ(Datafolha)による最新の世論調査が発表されました。

それによると、

軍の支持を受けた極右候補ジャイル・ボルソナロ下院議員(Jair Bolsonaro)が支持率を4ポイント上昇させ32%となり
逆に左派候補でルラ大統領の正式な後継候補となるフェルナンド・アダジ(Fernando Haddad)元サンパウロ市長は1ポイント下落の21%となりました。

 

また、第一回投票で過半数を得る候補がいない場合は決選投票を28日に行いますが、その場合でもジャイル・ボルソナロ候補が44%と、フェルナンド・アダジ氏の42%を上回りました。

 

前回の調査結果と比べてジャイル・ボルソナロ候補が全体的に支持を伸ばしており、逆にフェルナンド・アダジ候補の支持が伸び悩む展開となっています。

 


以下私見

とりあえずブラジル国外の報道をみると、全体的に「ボルソナロは極右でポピュリスト」「ルラ元大統領はいまだに人気」

というステレオタイプの報道が多いですが、本当にそうなのか?という印象。

ルラ元大統領のやり方は、汚職とバラマキであり、いかにもな南米左派のやり方でした。

そして、それら南米左派の国がその後どうなっているのかは、ベネズエラなどをみれば明らか。

完全な失敗なわけです。

ブラジル国民はそういった失敗例を身近に見ているわけで、左派政権をそこまで信用しているのか?というと甚だ疑問です。

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ブラジル大統領候補ジャイル・ボルソナロ氏の政策は案外悪くないんじゃね?

 

往々にして外国の政治ニュースはあてになりません。

国内の世論の推移のほうを見ていった方が良いと思います。

以上。