東シナ海における米中関係緊迫化のなか、ペンス副大統領が訪日へ

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ペンス副大統領が11月に来日~対中国政策が主要議題となる可能性

 

アメリカのペンス副大統領が11月に来日する方向で調整に入ったとのことです。

 

11月で調整 ペンス副大統領訪日時に 毎日新聞

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ペンス米副大統領、11月来日へ 北朝鮮や貿易問題協議 日経新聞

ペンス米副大統領の11月中旬の来日を調整 産経新聞

今回のペンス副大統領の訪日にあたっては、先日の日米物品貿易協定(TAG)のほか、北朝鮮問題が主要議題となるだろうと予想されてきました。
しかしここにきて、対中国政策が主要議題となる可能性が高まっていると、個人的にはみています。

 

今回、パプアニューギニアで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議には、トランプ大統領の代理としてペンス副大統領が出席することになっているとのことです。

ペンス副大統領の訪日は、このスケジュールにあわせて調整したものとのこと。

第三次安倍内閣発足したばかりですから、まずは挨拶としての意味合いもあるでしょう。

が、今回のペンス副大統領の訪日を巡っては、そういった軽いものだけではないように感じます。

今回のペンス副大統領の訪日調整の前後では、中国との間に緊張感の高まる展開があり、これが主要議題となる可能性が高いと思われます。

関連記事:南シナ海におけるイージス駆逐艦ディケーターによる「航行の自由作戦」~中国軍の妨害により中断

 

この訪日発表の前後で、ペンス副大統領はトランプ政権の中国政策について演説しています。

 

纏めると以下のようになります。

  1. 今まで自由に米国経済にアクセスさせてやったけど、中国はそれを良いように使ってきた
  2. 中国が米国に軍事面で挑戦してきている
  3. 中国が他国に多額の債務を負わせている(いわゆる「債務の罠」)
  4. イージス駆逐艦ディケーターに邪魔してきたが(reckless harassmentと表現。)、米国は航行の自由作戦を今後も継続していく(拍手沸く)
  5. 台湾との国交を断つよう中国が画策している
  6. 尖閣諸島は日本の施政権下にある
  7. 「中国が米中間選挙に介入し、トランプ政権を追い落とそうと画策している」と批判
  8. 中国がサイバー攻撃をしかけてきている
  9. 台湾政策に関しては、一つの中国原則を踏まえた政策を堅持
  10. ただし、米国は台湾の体制を擁護。台湾の民主体制こそが中国国民により良い道筋を示していると称賛
  11. ウイグルなどでの中国による人権弾圧を批判

これ以外にもペンス副大統領はいろいろ言ってますから、時間がある方はみてみてください。非常に興味深い。

とくにBeijingとChina、Communist PartyとChinese Peopleを意図的に使い分けて演説するなど、ようするに米国は中国共産党政権は今の状態じゃ認めないけど、中国の人たちは悪くないんだよ、という態度を示しています。

9、10に着目してください。

これで言いたいのは、ようするに、

「米国は一つの中国原則は守るけど、それは中国共産党を認めるということじゃない。台湾の民主体制こそが中国人の国としてあるべき姿で、台湾を今後も擁護していく。」

というふうにも読み取れます。

 

これはもう、ペンス副大統領による現在の中国共産党政権に対しての宣戦布告に近い。

その演説をしたあとで日本にやってくると調整しているわけです。

 

 

今度のペンス副大統領の来日、どんなことが話されるかわかるように思います。

 

日本政府は、旗色を見せる必要があります。

もし米国が日本に対中禁輸措置を求めてくるなら、それに応じる必要があるでしょう。

そこまでのものでなくとも、かなりの方向性を示す可能性はあります。

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とりあえず、相当の痛みを伴うことになるはずです。

気を付けてみていきましょう。