【統計】中国2018年9月固定資産投資
中国の固定資産投資、2018年9月は前月比で伸び率横ばいに推移
中国政府は高すぎる固定資産投資を抑制しようと昨年から引き締め方向にしていましたが、その後、米中貿易戦争が勃発。
引き締め過ぎないように金融緩和した結果、今月はやや回復基調となっています。
なお、前月はこちら 中国2018年8月固定資産投資
とりあえず、9月は前月に比べて設備投資にやや積極的な動きがみえています。
鉄道、造船、航空宇宙は相変わらず弱い動きでしたが、それ以外は総じて微回復。
金利低下によって、設備投資意欲の急激な落ち込みは回避できているようにみえます。
ただ、この時期に設備投資を増やすことはいいことでもないわけで、ここらへんがむずかしいところです。
なお、あいかわらず教育、ヘルスケア、文化、スポーツ、娯楽関連への投資の伸びは高いです。
中国は消費の中身がサービスに転換してきており、健全な発達を続けているように見えます。
MoMでみても急激な減速はおきていません。
とりあえずまとめると、金融緩和の効果が若干でてきたかな、という印象の数字になっています。
前月はこちら:中国2018年8月固定資産投資
以上