【統計】アイルランドの一人あたりGDP【グラフ】~ケルトの虎~
アイルランドの一人あたりGDP
アイルランドは長い長いイギリスの統治と搾取により人口が激減
(ジャガイモ飢饉などにより大量の100万人規模の餓死者発生&移民発生)
その後、1921年に英国から独立を果たすものの貧困状態は長らく解消せず、西側諸国の最貧国として長い間苦難のときを過ごしました。
1995~2007年に一人あたりGDP増大~ケルトの虎
アイルランドの一人あたりGDPは1995年から2007年にかけて飛躍的に向上。
これには、低廉な労働力、ヨーロッパへのアクセスの良さ、積極的な産業補助政策による外資の導入があったといわれています。
この期間のアイルランドの目覚ましい経済発展は「ケルトの虎(Celtic Tiger)」とも表現されます。
ひとりあたりGDPは3倍以上になり、黄金時代を築きます。
しかしその後、不動産をテコにした無理な信用創造がたたり金融不安発生。
ケルトの虎は瀕死の重傷になった、と言われる事態となり、債務整理のためIMFとECBが介入。
一時的に大きく経済が落ち込みます。
しかしその後はまた回復軌道に戻ってきています。