帝国ホテルが京都弥栄会館に進出へ~場外馬券売り場WINSのすぐ近く~
帝国ホテルが京都弥栄会館に進出するとのことです
帝国ホテルが京都・祇園に進出方針 文化財を改修、富裕層向け 京都新聞
帝国ホテルがこのたび進出することになった京都弥栄会館(やさかかいかん)は祇園の中心部にあり、国登録有形文化財の建物。
帝国ホテルはこれを改修して利用するとのことです。
帝国ホテルが進出する弥栄会館とは?
弥栄会館の竣工は1936年、弥栄は「やさか」と読み、近くの八坂神社などを意識してつけられたといわれています。
弥栄会館は現在、祇園の舞妓や京舞などの伝統文化を発信するためのギオンコーナーが設置されていたりと、かなりフランクな使い方をされているわけですが、建物自体は非常に凝った作りをしています。
弥栄会館の設計は大林組の木村得三郎
弥栄会館の設計は大林組の木村得三郎という人物です。
この木村得三郎、大林組のなかでは劇場の建築を主に担当しており、大阪松竹座、東京歌舞伎座などを設計してきた人物。
その人物が作った弥栄会館もまた、当初は劇場として利用されることを前提にした建物でした。
弥栄会館のすぐそばに祇園甲部歌舞練場
なお、今回帝国ホテルが京都に進出する弥栄会館のすぐそばには祇園甲部歌舞練場があります。
現在は耐震補強のため一時的に閉鎖されていますが、観光客向けに都をどりをみせたりして使われてきました。
弥栄会館のすぐそばにあるJRA場外馬券売り場ウインズ(WINS)
また素晴らしいことに、今回帝国ホテルが進出する弥栄会館のすぐそばには、JRAの場外馬券売り場ウインズ(WINS)が存在します。
大きなレースのある時などは、なかなかに雰囲気の違った方たちが集ってますから、富裕層外国人もさぞかし楽しめることと思われます。
個人的には、ぜひとも弥栄会館そばの場外馬券売り場は残していただきたいわけですが
(外国人も本当の日本を知ることができますよね)
きっと雰囲気が好ましくないとかなんとか言われて撤去されるんでしょうね・・・
いや、寂しい限りです。
とりあえず、京都の帝国ホテル、上手くいくといいですね。
以上です。