【9983】ファーストリテイリング(ユニクロ)の業績と株価
今回は、ファストファッション大手のユニクロを世界展開するファーストリテイリングについてみていきます。
まずはファーストリテイリングの会社説明から始めます。
ファーストリテイリング(ユニクロ)の会社説明
ファーストリテイリングはファストファッションブランドのユニクロを世界展開する企業です。
ファーストリテイリング(ユニクロ)の傘下ブランド
- ユニクロ
- ジーユー
- セオリー
- プリンセスタム・タム
- コントワー・デ・コトニエ
ファーストリテイリング(ユニクロ)の沿革
- 1946年 柳井政雄が山口市に小郡商事を創業
- 1963年 法人化し小郡商事株式会社を設立
- 1984年 ユニーク・クロージング・ウエアハウス(通称ユニクロ)1号店を広島中区に開店 柳井正が代表取締役社長に就任
- 1991年 株式会社ファーストリテイリングに社名変更
- 1994年 広島証券取引所に上場
- 1997年 東証二部上場
- 1999年 東証一部上場
- 2001年 ロンドンに進出
- 2004年 リンクセオリーに出資
- 2006年 プリンセス タム・タム買収、ジーユー設立、
- 2017年 有明本部稼働
(Wikipediaなど参照)
ファーストリテイリング(ユニクロ)の業績
ここからはファーストリテイリング(ユニクロ)の業績について、会社説明資料や決算資料などをもとに見ていきます。
(この記事は2019年1月11日に書きました。)
ファーストリテイリング/ユニクロ(9983)の2018年Q1業績https://t.co/NC2XD33G6L
売上増加、営業利益減
国内は気温が高く冬物の売れ行き悪化
中国の景気後退の影響はほとんど出ていない。
国内事業低調、海外事業好調。 pic.twitter.com/GStIIWBCXQ— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 10, 2019
ファーストリテイリング(ユニクロ)の2018年Q1決算の業績は売上4.4%増、営業利益8.1%減
売上収益、営業利益どちらでみても、収益、営業利益は海外のユニクロ事業の方が大きくなっている。
国内は災害の影響、冬場の温暖化の影響を受けて減益。
海外事業はこの点、すごくしっかりと伸びていっている。
ファーストリテイリング(ユニクロ)のセグメント別業績
セグメント別にみると、
国内とは売上減、営業利益減、
海外事業は売上増、営業利益増
ジーユー事業とグローバルブランド事業は売上増、営業利益減
有明の開業で効率は配送効率は上がっているが、物流費などの上昇が痛い。
物流コスト増加は在庫増加による倉庫コスト、ネット販売増加による輸送コスト増加。
ファーストリテイリング(ユニクロ)の2019年8月期出店予想
ファーストリテイリングの2019年8月期中の出店予想
国内の出店は純増ゼロ
新規出店純増のすべてが海外ユニクロ事業になる。
とりわけ中国圏とアジア・オセアニア地域に力を入れていくことになる。
これは経営における大きな転機。
ユニクロは日本人以外へのビジネスで食っていく企業になる。 pic.twitter.com/4dN8N9gdf0— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 10, 2019
2019年はファーストリテイリング(ユニクロ)にとって非常に特徴的な年になる。
国内では出店純増がゼロに対し、海外では出店が急増している。
とくに中華圏、アジア・オセアニア圏への出店が凄い勢い。
ユニクロは日本人相手に商売する企業から、アジアの人たちをメインに相手にする企業になる。
ファーストリテイリング(ユニクロ)の株価
日銀のETF買いで支えられている銘柄のひとつ。
指数寄与度が大きく、ファストリの業績よりも、日経先物の動きにより大きく振れやすい。
バリュエーションは非常に高く、業績から見て買うものではないように思う。
以上。