厚生労働省・定塚由美子官房長が毎月勤労統計不正の特別監察委員会ヒアリングに同席していたことを弁明
定塚由美子官房長「他省の例でも通常あることと考えております」
毎月勤労統計不正に関して、特別監察委員会が厚生労働省の課長クラス以上の幹部職員に行ったヒアリング調査。
当初、第三者委員による調査とされていましたが、これに定塚由美子官房長と宮川晃厚労審議官が出席していたことが判明。
このことについて定塚由美子官房長は
「今回の委員会だけでなく、過去の委員会でも、また他省の例でも通常あることと考えております」
とコメントをしております。(TBS報道まま)
・・・いろいろと頭が痛い。
定塚由美子官房長の言ってることは、企業内不正に置き換えてみると・・・
たとえば会社で不正行為があったとしましょう。
その不正行為をどこかのマスコミがかぎつけて報道したとしましょう。
会社側は、課長級以上の幹部に対してヒアリングを行うと発表したとします。
普通ここで調査委がヒアリングするときに、取締役など幹部クラスは参加しません。
厚生労働省っていうのは、会社の労務災害などを防いだり、パワハラやセクハラ問題を防いだりする役所でもある。
定塚由美子官房長に言わせると、そういった調査をするときに経営陣がヒアリングを行うのは
「通常あることなので問題ない」
といっているわけです。
・・・百歩譲って、実際それが霞が関ではノーマルなことだったとしましょう。
しかしそうであるなら、なおのことそれは口にすべきじゃない。
周りの省庁に迷惑がかかります。。。
定塚由美子官房長の経歴
定塚由美子官房長の経歴は
東大法学部卒業⇒労働省入省⇒雇用均等・児童家庭局総務課長⇒内閣官房内閣審議官
というルートだそうです。
定塚由美子氏の官房長への抜擢は2018年7月。
女性に重要なポストをあてがおうという加藤勝信厚生労働相の意向だったとのことです。
現在、霞が関においても、大企業においても、ダイバーシティの掛け声のもと女性をトップに近い場所に引き上げようという動きがあります。
それはもちろん結構なことなのですが、個人的に今回の定塚由美子官房長の発言をみると、女性らしいというかなんというか、いろいろ困ったもんだなあと感じてしまします。
定塚由美子官房長は話し方は丁寧に聞こえるが・・・
定塚由美子官房長は、一言で言ってしまえば、
上品な無能
だと思います。
口が裂けても言っちゃならんことってあると思います。
まさにこれがそれ。
「みんなやってる。自然なこと。」
こんなKYなことをサラリとのたまう官僚は初めてみました。
自分とこの省にも、他の省庁にも迷惑がかかる。
こういう人は、自己保身のために組織をまるごとドボンする可能性が高いです。
先々のことを計算して会話をすることができない。
計画的に会話を出来ない人は、こういう役職につけちゃだめでしょう。
ぶっちゃけ、統計を弄ったことも問題ですし、その調査の過程も問題です。
でも個人的には、そういったこと以上に、こんなKYな官僚が上層に来ることのほうが恐ろしい。
女性の社会参画も結構なことですが、もう少し適材適所を考えて、無理をしない人事をしてほしいものだと思います。
定塚由美子官房長からみる男女共同参画問題
厚生労働省の毎月勤労統計の不正問題は、本当にいろいろな問題を炙り出したと思います。
問題発覚当初は、霞が関の統計部門の人員不足、意識の低さにばかり目が行きましたが、ことここに至り、
「男女共同参画社会の無理な推進による歪みまでも明らかになったか・・・」
という感じがしています。
定塚由美子官房長ははっきり言ってダメです。
ダイバーシティとか男女共同参画とかもいいですが、もっとちゃんとした人を上につけるべきだと思います。
以上。