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2018年4月20日 ニュースまとめ

 

備忘録がわりにニュース記事をまとめます。

個人的に重要と感じたものを独断で掻い摘んで纏めます。

この記事は日中随時更新します。


 

TSMC trims full-year revenue estimate on weaker smartphone demand

TSMC Q1 net profit down 9.6% sequentially (update)

非常に重要なので大見出しにしてます。世界トップのファウンドリー(受託生産企業)TSMCが世界のスマホ需要に関して下方修正です。

個人的な見解は以前から当ブログで書いてきましたが、やはりスマホ需要は減少傾向にあります。

さてこの流れがいつまで続くか?

個人的には、2000年代のパソコン需要の推移をみると良いと思います。もはやスマートフォンはコモディティ化が進みすぎて、次のおもしろいギアを探す時期に入っています。

5Gの本格普及は2022年以降のはずです。電デバへの投資は2020年半ばくらいまで我慢した方がいいのではないかと、個人的には思っています。(あくまでも個人的な感想です。投資スタンスを勧めるものではありません。)

 

 

ブラックストーン:運用資産、1-3月で4500億ドルに増加-過去最高

この2四半期で運用資産が急拡大。それだけ世界中の人々が楽観的になっているとも言える。

VIXが奇妙に急上昇、ウォール街にざわめき再び-操作あるのか
VIX操作疑惑が市場で再燃-先物清算値算出日に繰り返す急変動

相場の急変時に高まるボラティリティインデックスについて、指数の操作が行われているのでは?と以前から言われてきましたが、今回もまた同じような疑念を生む動きをしています。

 


(3時41分)

China anti-trust regulator not pleased with Qualcomm remedies in NXP deal

QualcommとNXPのM&Aに中国が物言いをつけています。やはり、米中の通商摩擦が国際的なM&Aの許認可に影響しはじめています。お互いに嫌がらせを繰り返すことになるはずです。

再生エネ、アジアで急拡大 5年で2倍、中国けん引

 

記事によると、中国の太陽光発電は5年で36倍に増えたそうです。日本は完全に取り残されています。

キューバ、ディアスカネル氏が新議長に就任、カストロ氏引退

アメリカとの関係改善がどのように進むかに注目ですが・・・たぶんトランプがあの調子なので無理でしょう。向こう5年はロシア、その後には中国との関係が急速に進むと思われます。


(10時29分)

3月の全国消費者物価、0.9%上昇 市場予想と同じ

生鮮品とエネルギーを除く全国コアコアは0.5%増加。上昇は15か月連続。基調変更したとまではいえない。エネルギー価格は現在進行形で上昇中であり、いずれCPIにも波及してくるはず。

 

フィリップ・モリス:売上高が予想下回る、紙巻きたばこの需要減響く

日本でのアイコス売上が予想を下回っているそうです。一時の勢いがありません。ESG投資を意識した機関投資家からの売りも続き、下げトレンドが継続しています。

派遣時給1年半ぶり上昇

無期限雇用転換本格化を前に、派遣スタッフを高給で抱え込む動きが出ているとのこと。しかし、職種と習熟度による賃金のばらつきは以前のままの傾向です。今後、習熟度の低い新規採用が減ることで上昇に転じるか、その前に不景気がきて人員整理に向かうか?個人的には後者だとみていますが・・・

 


 (15時15分)

 

米政府、豚肉輸出で揺さぶり? 「日欧EPAは脅威」
ブラジル産豚肉、中国への輸出急増 1~3月

アメリカの畜産農家に危機感が感じられます。対中国通商摩擦による中国側関税引き上げで輸出しにくくなり、対日本では日欧EPAの影響から輸出しにくい環境におかれることになります。今後、大規模なロビイングが行われることは必至でしょう。

Huawei shifts focus to Europe

たかまる政治的緊張を避けるため、5G関連特許を世界で一番保有しているHuaweiはアメリカ市場を完全に諦め、欧州市場に市場攻略の焦点をあてることに決めたようです。

Grasshoppers, worms hit Spanish supermarket shelves

スペインのカルフールは昆虫食品を販売し始めたそうです。オメガ3脂肪酸などが多く含まれていて健康だとか・・・

 

China, Turkey should maintain high-level exchanges, deepen strategic mutual trust: Xi

トルコとの互恵関係を高レベルに保ち、戦略的相互信頼を深めよう・・・みたいなことを言ってます。ようするにお互いの利害を擦り合わせて仲良くしようぜってことです。完全に対米国モードです。

新華社をみていると思うのですが、「中国はシリアの難民への支援をしました」とか「アイルランドとの取引が増えています」みたいな小さなニュース・・・それでいてユーラシアを中心とした記事がたくさん出ています。数年前までのアメリカ一辺倒の報道から離れています。中国政府は、中国国外に向けて、これからはアメリカではなくてユーラシアだよと言いたげです。

China, Britain agree to further promote golden era of bilateral ties

これも同上です。

 


(23時15分)

Honeywell boosts guidance on strong airline and military demand

ハネウェルが好決算発表。航空防衛宇宙部門が好調。建設資材、自動車向けターボチャージャーも堅調。

GE:18年通期利益予想を維持、1-3月期1株利益は予想上回る

航空部門売上7%増と医療機器部門売上9%増と二つの部門が牽引して好調。貨物鉄道部門も利益は小さいながら好調。

 

米大統領がOPECを批判、石油価格上昇は「容認できず」

トランプ大統領が、原油価格を引き上げようとしつづけるOPECを批判しています。ただなんとなく、これは有権者向けのポーズのような気がします。トランプの行動をみていると、原油価格を引き上げようとしているようにみえるので。

 


(23時45分)

UPDATE 1-Weak Taiwan export order bounce further sign global tech demand peaking

台湾の輸出受注に減速の兆しです。とくに4月の見通しが暗すぎる。

 

China’s banks extend $302 billion in new property loans in Q1

中国の第一四半期新規不動産向け融資が1兆9千億元(約3020億ドル)。引き締め気味にしているはずなのに、不動産への需要は依然として高い。

China March industrial power consumption down 1.4 pct on year

中国の3月の電力消費量は、全体では3.6%上昇。ただし工業は1.4%マイナス。1-3月通してみると、電力消費量全体は9.8%増。つまり、3月になって急減速している可能性大。

3月の独生産者物価指数、前月比+0.1%・前年比+1.9%=統計庁

だいぶ高くなってきている。CPIにいつ波及するのかという段階?

 

空自F2後継機、米社がF22とF35両機ベースの開発案打診

やはりこういう方向になると思う。日本はかつて「防衛費1%枠」なんて言葉があったが、その時代は終わり、2%程度まで引き上げることが米国から要求されるようになると思う。日本のGDPの1%ぶんでアメリカ製の兵器を買えば、ちょうど日米の貿易不均衡は綺麗に解消される・・・そんな絵をトランプ大統領の取り巻きは描いている可能性がある。たぶん、この開発案打診はホンキの案件だ。

全国百貨店売上高、3月は0.1%増 インバウンド消費、過去最高

完全にインバウンド頼み。国内消費は期待していないように見える。

2月の第3次産業活動指数、横ばい 判断は据え置き

全体としては横ばいだが、中身はまちまちになっている。とりあえず、不動産は一服感が強まる展開か。