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【投資戦略】10連休中の『ロスカット狩り相場』を意識した円高に注意

【投資戦略】10連休中の『ロスカット狩り相場』を意識した円高に注意

 

質問箱に以下のような質問をいただきました。

https://twitter.com/chu_sotu/status/1109275595253272576

もし総悲観がふたたびやってくるとしたら何がキッカケか?

 

というものです。

これについて今回は書いていきたいと思います。

まず先に書いておくと、それは

10連休中の『ロスカット狩り相場』を意識した4月の円高基調

 

が一つの要因になるのではないか、と見ています。

以下に為替チャート(1時間足)を載せておきます。

 

 

DX ドルインデックス (上が円高、下が円安)

USD/JPY ドル円

USD/EUR ドルユーロ

EUR/JPY ユーロ円

 

上記チャートをみて自分が感じるのは

  1. ドルインデックスとドルユーロの動きは、ここもととてもよく似ている。
  2. ドルインデックスとドル円の動きは、ここもとあまり似ていない。
  3. ドル円とドルユーロは、関係が連続的ではないけれど、関係が集まったり、離れたり、しているのがわかります。

 

たぶん、1と2は普通に誰が見てもそうだよねって思うと思います。

3に関しては、これは感覚的に自分にはそう見えるんですね。

たぶん、位相だとか離散数学など以降で習う内容でごちゃごちゃやるとそれが数式で見えてくると思うんですが、自分は計算できない(&やりたくない)んで、まぁ感覚的にそんな感じって思うだけで良いと思います。

とりあえず、この関係が集まったり、離れたりするタイミング、それがまさに今、集まる方向で始まっている・・・ように見えます。

 

 

で、それはなぜなのかを考えると、たぶん一か月後に控えた今年一番の大イベントのせいだと思います。

今年一番の世界的大イベント・・・それは、FOMCでも中国全人代でもなくて、

新天皇即位式と、それに伴う10連休相場

 

です。

 

どこの誰が10連休なんて設定しようとか考えたのか知りませんが、誰かこの問題点を指摘しなかったんでしょうか。

10連休とか世界的にも前代未聞じゃないでしょうか。

中国のマーケットも春節で長く止まることがありますが、それでも7連休くらいです。

10連休ってのはなかなかエキセントリックな実験です。

もう世界中、手ぐすね引いて待っているとしか思えません。

自分はこれに関して、凄く嫌な予感しかしていません。

つい数か月前、年末年始の連休に合わせて相場が大きく荒れました。

為替が一気に円高に振れました。

上のチャートをみてみてください。

ドルユーロやドルインデックスはほとんど荒れていません。

対円の相場が荒れたんです。

この記憶が人々の頭にこびりついています。

何が起きると思いますか?

10連休相場でロスカット狩り喰らうのはゴメンだ。円高に備えて先んじてポジションを閉じておこう

 

って普通は考えませんか?

たぶん、4月いっぱいを通じて、この圧力がかかり続けるように思います。

4月は、Brexitの短期的な期限がやってくるようです。

これは再延期されるかもしれませんが、されないかもしれない。よくわからない。

さらには15日の週あたりからは米国中国欧州で小売統計やら鉱工業生産やら建設支出やらいろいろと重要な統計が並びます。

4月後半になると、中国の製造業PMIなど昨今注目される指標がぞろぞろ揃います。

5月頭あたりには、海外企業はQ1決算のガイダンス発表が出てくるでしょう。

かなり悪い数字が出てくる可能性が高いですが、再度ネガティブムードが蒸し返される展開になってもおかしくないように思います。

そのタイミングで10連休相場です。

先んじて円売りポジションを解消しておこうという動きが出てもおかしくない。

そして一般的によく知られた事実として、円高はドル資産の投げ売りを誘発し、米国株安に繋がりやすい。

日本の多くの米国株好きの発言などをみていると、どうも彼らはパンパンに買っていらっしゃる。

昨年末に売られて投げて、そのあと上がっていくのをみて再度買い直している人が多いようにみえます。

彼らは、なぜ買ってしまったのか?

個人的に、いろいろ思う所がありますが、それはまた今度書きましょう。

とりあえず、自分はこの

10連休相場という前代未聞、世界的にみても珍しいイベント

への対処が、今年最大のテーマになるんじゃないかと気にしています。

日本は10連休を設定したことを悔やむはず~金融市場は大荒れか~

自分は10連休なんて聞いたことがないので、過去と比較ができません。

何が起きるか心配でなりません。

何か起きたとしても、この国ではだれも責任をとらず、誰が言い出しっぺだったのかすらわからず、うやむやにされるんでしょう。

それが日本という国です。

とりあえず、以上です。