中国生産者物価指数PPI 2018年4月
中国国家統計局の資料をもとに短評していきます。
4月の製造業におけるPPIは生産側、購買側どちらも落ち着いた推移。
(上が生産側、下が購買側です)
昔に比べて両者の間に大きな差がなくなってきた。
これは、中国の賃金上昇が落ちてきているからだと思う。
(間違っているかも。誰か指摘してください。)
生産手段のコストが前年比で下げ止まってきている兆候。(上)
消費財の生産者価格はほぼ横ばい圏で上がらない。(下)
中間事業者がコストを負担している可能性が高く、中国国内の企業業績に暗雲が漂う。
生産手段のコスト上昇はおさまってきている。
購買側価格指数では全体的に伸び率鈍化。
生産側指標でみると燃料の価格上昇が大きい。また燃料コストのかかる紙パも上昇。コークスなど石油処理によって製造されるものも高い。むしろそれらくらいしか強いものがない。
その他は総じて弱い動き。とくに、鉄鋼、鉄鉱石のところはM/Mで大きく下向きに変化する兆し。米中通商摩擦の影響が出てきている可能性大。アジア域内全体でこの傾向が出ているとすると、日本の鉄鋼各社の業績にも影響する可能性あり。
以上です。
なお、自分の統計の読み取りには間違いがあるかもしれません。
おいらは中卒なので、ちゃんとした教育は受けていません。周りの方の意見などを参考に学んでおります。間違いを指摘していただけると本当にうれしいです。
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