米国債を売っていたのは誰?

こんばんは、中卒くんです。

今日は米国債のお話です。

 

 

ここ最近、米国債の利回りが急上昇しています。

 

 

二か月で50bpも上がりました。債券においてこの変動率は、暴落と言っていい変化率です。

 

 

 

と言っても、長期で見ればまだまだ低い利回りなのですけど。

 

 

で、市場では誰が売っているんだ?という犯人探しがさかんに行われました。

 

 

そのなかの一つの説が、「中国が売っているんじゃないか」と言ったものでした。

トランプ大統領になってからというもの、どうも通商問題における中国への風当たりは強まっています。太陽光パネルに制裁関税をかけたり、家電製品を反ダンピング扱いしたりなどなど、さまざまな摩擦が起きています。

そこで、中国がトランプに圧力をかけるために国債をちょっと売りだしたんじゃないか?といった思惑が広がったのです。

 

 

 

とまぁ、そんな感じの疑心暗鬼が渦巻く状況で、昨日、昨年12月分の保有残高データが出ました。

そこからみえてきたものは・・・

 

 

 

ちょっと細かいですが、前月比で減らしているのは・・・

ブラジル、タイ、日本、トルコ、ノルウェー・・・など

 

 

とくに絶対額でみると、日本が戦犯ってことになります。

米国債保有一位の中国はというと、ぜんぜん減らしていないし、むしろ増やしている。二位の日本が米国債保有を売っていたのです。。

 

とりあえず、この事実はドル円レートに影響してきている可能性があります。

注意が必要です。

 

 

by中卒くん