2018年7月5日 米国市況概況

 

 

昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500の3指数ともに上昇。出来高が少なく閑散としたなか、押しては上がり、押してはあがり、気づけば全面的に緑のヒートマップが完成。

原油価格は前日の荒い値動きのレンジ内で小幅な動き。長期金利は2.82近辺まで低下後にやや戻す形。

そのような状況の下、エネルギー株と金融株は総じてまちまちの動き。

いっぽうで、主力の半導体、ネット関連株は非常に強い動き。アルファベットGOOGL、フェイスブックFB、エヌヴィディアNVDA、テキサスインスツルメンツTXN、ブロードコムAVGOラムリサーチLRCX、インテルINTCなどが2%台の上昇。シーゲートテクSTX、ザイリンクスXLNX、クアルコムQCOMが3%台の上昇。スカイワークスSWKSが4%台の上昇だった。

ヘルスケア、ノンシクリカル消費財も強く、とくに食品などはゼネラルミルズGIS、ケロッグK、JMスマッカーSJM、コナグラCAG、マコーミックMKC、モンデリーズMDLZ、ハーシーHSY、クラフトハインツKHC、モルソンクアーズTAP、ブラウンフォーマンBFなど2~4%台の上昇。公益、REITも底堅い動き。

 

ただ、とにかく出来高がない。

非常に閑散とした相場。この状況で上がっても素直について行っていいものかは悩ましい。

とりあえず、中国への通商摩擦はすでに織り込み済み。

市場は、次の材料を待っている状態。