2018年7月17日 米国市況概況

 

 

 

昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000の4指数揃って上昇。とくにNasdaq銘柄の上昇が目立つかたち。

朝方こそ安く寄り付いたが、その後、FRBパウエル議長の議会証言内容が景気見通しに対して楽観的だったこともあり上昇に転じて堅調な推移となった。

FAANGは全体的に堅調でアルファベットGOOGL、フェイスブックFB、マイクロソフトMSFT、アマゾンAMZNなど総じて1%近辺の上昇。半導体、半導体製造装置も総じて底堅く、アプライドマテリアルズAMATは2.14%高、ラムリサーチLRCXは3.17%高、ブロードコムAVGOは2.49%高、エヌビディアNVDA2.21%高だった。

セクター的にみていくと、原油価格低下傾向でエネルギー関連株が総じて売られたほかは、ここもと強く推移していた金融株が昨日は小休止。金利は小幅に上昇傾向になっており公益、REITなどは小安く推移した。とくに、この日に決算発表のあったプロロジスPLDが2.49%と売られたほか、同セクター(産業用REIT)のパブリックストレージPSA、エクストラスペースストレージEXRなどもつれ安した。

個別銘柄では、契約者の鈍化傾向を嫌気されたネットフリックスNFLXが寄り付き13%以上下落して始まったものの、その後盛り返して結局5%強の下落。

ネットフリックスに引きずられるかたちでディスカバリーコミュニケーションDISCAも下落。

またMedical Loss Rateの改善が思ったほどではないという理由からユナイテッドヘルスUNHが売られて下落。

いっぽうで決算を受けてジョンソンエンドジョンソンJNJは3.54%高となった。

北米収入が大幅に下落したオムニコムOMCは9.49%下落。オンラインメディアに広告をとられている模様。

住宅市場の好調さを囃しDRホートンDHI、レナーLN、プルートPHMが2%台後半の上昇。

決算が好調だったシュワブSCHWも上昇した。釣られてEトレードETFCも堅調。

 

 

 

やはり、この日も出来高が小さい。合算出来高60億株。これだけ大きく日中に動いているにも関わらず。