中国国家統計局PMI 2018年7月

中国国家統計局発表2018年7月の製造業PMI・非製造業PMI

 

中国国家統計局が2018年7月の製造業PMI、非製造業PMI、総合PMIを発表しました。

みていきましょう。

なお、前回はこちらです。

 

中国国家統計局 製造業PMI

 

中国政府発表 製造業PMIは51.2に低下 水準としては2018年2月以来の低さ。

PMIは50以上は拡大基調を維持しているとみるわけだが、改善のモメンタムは低下してきている。

 

 

 

項目の説明します。左からPMI、生産、新規受注、原材料在庫、雇用、サプライヤー納期、輸出、輸入、購買数量、購買価格、製品出荷価格、完成品在庫、受注残、期待指数

 

上記で一番大きく変化したのは、主要原材料の購買価格(前月57.7→今月54.3)と出荷価格(前月53.3→今月50.5)

あとは、期待指数が低下(57.9→56.6)

輸入が50割れ

生産と受注が若干減少

当然、あまりいい印象の数字ではない。

 

 

次に非製造業PMIも見ていきましょう。

こちらはかなりトレンドと乖離した急減っぷり。2017年8月いらいの水準。

 

こちらも左から解説します。事業活動、新規受注、購買コスト(投入価格)、サービス販売単価、雇用、期待指数、

輸出注文数、受注残、棚卸資産、納期 (※下の段は解釈が間違っているかもです。一般的な非製造業PMIの指標以外が載っています。其他分類指数と書いてありますから参考程度で良いと思います。)

 

全体的に期待指数が低下。

 

鉄道運輸業、航空輸送業、通信ラジオ、テレビ、衛星通信などのビジネス活動指数はいずれ60.0%を超える高水準

建設業企業活動指数は59.5%と前月比べ1.2 ポイント低下

建設業従業員充足率は53.5%で、前月に比べて2.3 %増加。

建設業の事業活動の期待値は64.1%で、前月比0.5 ポイント上昇

 

 

最後に、総合PMIもみてみます。

 

2018年2月以来の低い水準です。

なお、建設業の事業活動の期待値は64.1、前月比0.5ポイント上昇だったとのこと。