2018年8月1日 米国市況概況

 

昨晩のNY市場はダウが下げた一方でNasdaqは上昇、S&P500、ラッセル2000は小幅に下落とまちまちな動き。

週間原油統計を受けて原油価格が下落、アナダルコペトロリアムAPC、アパッチAPA、デヴォンDVN、マラソンペトロリアムMRO、ノーブルエナジーNBL、EOGリソーシズEOG、サウスウェスタンエナジーSWNなど独立系企業を中心に2%後半~5%の下落と、大幅にエネルギーセクターが下落した。

前日は対中国での通商摩擦緩和するのでは?との思惑が広がっていたが、この日は逆に制裁発動への警戒が急激に高まる流れ(これは後付け講釈だと思うが)。資本財セクターは再度売り直され、ゼネラルエレクトリックGE、スリーエム、イリノイツールワークスITW、キャタピラーCAT、カミンズCMI、ペンテアPNR、スタンレーブラック&デッカーSWKなどが2%後半~3%台の下落となった。

フィデリティが報酬無料の指数連動型ファンドを販売と伝わったことで競合するアセットマネジメント関連株が大幅安。ブラックロックBLK4.64%安。

アップルAAPLは決算を好感されて5.89%高となったが、他銘柄への波及は限られる展開。

FOMCは予定通りの展開、むしろ日本の長期金利が波及する形で米債が売られており、金利上昇を好感する銀行株などがこじっかり。

消費に対しては若干弱気な見方が広がり、メーシーズMやノードストロームJWNなど大手百貨店は下落。

個別には、アイカーン氏が買収条件への不満を表明したエクスプレス・スクリプツESRXが6.32%安

決算を受けてヘインズブランドHBIが20%近い下落、ラルフローレンRLが4.54%の下落

 

全体出来高は68億3000万株 そこそこの出来高。