バフェットやグレアムの投資手法を疑う声が出てきたら注意が必要・・・という話

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ウォーレン・バフェットやベンジャミン・グレアムは時代遅れ?そういう意見が日経で語られだした時が一番あぶない・・・という話

 

2018年8月25日の日経新聞朝刊に以下のような記事が出ていました。

バフェット流運用の受難 一部成長株に資金集中  日経新聞

 

要約しますと、

バフェット氏が師と仰ぐ「割安株投資の父」ベンジャミン・グレアム流の投資手法が通用しない。

大型株日本株投信のうち、割安株(バリュー株)投資の運用成績は今年上半期にマイナス5.6%。成長株(グロース株)投資のマイナス2.4%を下回る。

17年も割安株運用の成績がプラス25%に対して、成長株運用の成績は31%と、割安株運用は負けていた。

割安株投資の低迷は日本では09年から顕著、かれこれ10年目に突入。世界でも同様の傾向で世界株は11年目に突入。

ゴールドマンサックスによると、この傾向はこれまでの過去最長、ITバブルに至る90年代後半の2倍の長さ。ウォール街では「バリュー投資の死」の言葉さえ聞こえてきている。

長年、割安株買いをしてきた「さわかみ投信」も割高なグロース株投資を開始、赤字企業にも投資先を広げはじめた。

低金利時代でリスク計量とプライシングに規律が働かなくなっている可能性

デイビッド・アインホーン氏は「株式の価値が利益ではなく、破壊的企業か否かで測られるようになっている」と語る。

 

 

 

といった内容。

そう、俺もまったく同じことを思っているんです。

割安株が放置される展開は、ITバブル時と同じなんです。

あのころ、バフェットはバカにされていました。

IT株に投資しないバフェットは時代遅れだ、と。

 

その後の展開はどうだったか?

みなさんご存知の通り、バフェットはこのゲームに勝ちました。

ITバブル崩壊でグロース株とされてきた銘柄が軒並み下落、仮需に押し上げられてきたハイテク株はめためたに売られる一方で、バフェットが投資してきた消費財銘柄などは(当初は全体相場につれ安するものの)、2000年代後半に向けて大きく上昇を開始することになりました。

 

 

そしてバフェットは、もうひとつ馬鹿にされた時期があります。それはサブプライムローンバブル前の段階です。

当時バフェットは(いまもそうですが)、すごく手元キャッシュを厚くしていました。

周りの皆がフルスロットルで回している状態のなか、バフェットはキャッシュを貯めこんでなかなか投資を決断しようとしませんでした。

これが機会損失を生んでいてモッタイナイと言われ始めました。

こんなに好景気なのに債券ばかり持っていて運用成績が低いバフェットは時代遅れだ、と。

結果としてどうなったかは、皆さんがごらんのとおり。

バフェットはまたしてもゲームに勝ちました。

バフェットは大量のキャッシュを確保したまま、サブプライムローンバブルの崩壊と、リーマンショックを乗り切ります。

多くの投資家が投げることを余儀なくされるなかで、バフェットは配当利回り10%が約束されたゴールドマンサックス(GS)の永久優先株を50億ドル分も購入。またGS株を1株115ドルで購入できるワラント50億ドル分を手に入れました。

バフェットは、他の誰もが手をあげられない状況になるまで待ち、そして最高に有利な条件を引き出すことに成功しました。

 

 

 

さて、今回もまたバフェットは時代遅れだと言われています。

まぁ、いま言われたというより、一年くらい前からいわれてきたように思います。

たしかに、バフェットの投資成績はかつて2000年くらいまでの時とは全く異なり、輝きを失っていることは確かです。

しかし、各種メディアがバフェットの時代遅れ感を指摘し始めたころが転機になったのを過去二回みてきた自分としては、どうも今回も同じことがおきるのではないかと、不安でしかたありません。

二度あることは三度ある、といいますから。

 

 

自分はべつにバフェットを好きなわけじゃありません。

バフェットの投資手法はたしかに今の相場にはあっていないと思います。

ただ、相場は必ず循環します。なんのきっかけによるかはわかりませんが、かならず主力銘柄が調整色を強めることはあります。まだ大丈夫だとは思いますが。

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とりあえず、そのことを頭の片隅にでも入れておいた方がいいのではないか、と個人的には思うわけです。

とりとめのない文章になりましたが、以上です。