昨晩火曜日のNY市場は3日続落後のもみ合い状況。
ダウ、S&P500、ラッセル2000は下落し、ナスダックはほぼ横ばい圏だった。
債券利回りはここもとの上昇から一服
WTI原油もほぼ横ばいで推移した
この日は総じてまちまちだったが、特定のセクターには大きく売られるものが散見される展開。
ここもとの原油価格上昇の影響から業績見通しに警戒を示した塗料大手PPGインダストリーズPPGは約10%の下落。
これを受けて上流資源高、販売価格転嫁遅れを懸念した売りが特殊化学セクターに波及しプラクスエアPX、ライオンデルバセルLYB、シャーウィン・ウィリアムズSHW、アルベマールALBなどが大幅安。
総合化学メーカーも売られ、ダウ・デュポンDWDP、エア・プロダクツ&ケミカルズAPD、イーストマンケミカルズEMN、FMCなどが大幅安。
エネルギー価格がマージン悪化に繋がりやすいデルタエアDAL、ユナイテッドエアUAL、アメリカンエアAALなど航空関連セクターが揃って下落したほか、
運輸大手のUPSやフェデックスFDXも下落
段ボールメーカーのウエストロックWRKとカプストーン・ペーパー・アンド・パッケージングKSがダンボール供給量増加観測から下落。
中国での販売が急減しているGM、フォードFが大幅安、
自動車部品のジョンソンコントロールズJCI、ボルグワーナーBWAなども下落
IMFの経済見通し引き下げを嫌気して資本財セクターも下落
半導体セクターは高安まちまちだったが、汎用的なメモリ関連は下落するものが多く、雰囲気的には下げ止まった兆しはない。
上昇した銘柄としては、エネルギーの上流権益を握るメジャー、準メジャーが強く
とくに独立系のパイオニアナチュラルPXD、アナダルコペトロリアムAPC、アパッチコーポAPAなど上昇
相変わらず、金利上昇懸念があるはずなのに不動産や公益企業がやや強い動き。
いっぽうで金利上昇を好感しやすい金融株は上昇がいっぷくしている。
情報技術関連は高安まちまちだがやや強い動き
マイクロソフトMSFT、アップルAAPL、ネットフリックスNFLX、ツイッターTWTRが上昇、
スキャンダルに見舞われているアルファベットGOOGLが下落
合算出来高72.6億株
新高値銘柄よりも新安値銘柄が多い状況。
指数全体は横ばいながら、雰囲気はあまりよろしくないか。
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以上