2018年11月30日 米国株式市況概況

 

 

 

 

 

 

 

前営業日は→2018年11月29日 米国株式市況概況


 

先週金曜日のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って上昇。

引き続きFRBのハト派姿勢を好感した買いが継続。

この日上昇をけん引したのはハイテク関連と資本財セクターの一部。

世界のPMIが発表されてきているが、それらは全般的に落ち込んできており景気後退色は強まっている。

ただ、半導体セクターはここまで約一年かけて大きく下落してきただけに、すでにある程度の景気後退は織り込んだとみている雰囲気。

 

 

半導体以外には、バイオ、医薬が好調で、どちらかというと技術系が好まれている一日。

また、飲料、資本財の一部、情報技術の一部にも上昇するものが出ていた。

 

なお、ゲームのアクティビジョンATVI、エレクトロニックアーツEAは不調

メディアもディズニーDIS、コムキャストCMCSA、CBS、バイアコムVIABなど不調

エネルギーも下げるなど、軟調なセクターもありまちまちの展開。

 

個別には5億人分の個人情報が漏れた可能性と伝わったマリオットインターナショナルMARが大幅安。

GEも金融部門への懸念から下げた。

 

この日の合算出来高は83.9億株

米中会談という一大イベントの前にしてはややボリュームが膨らんでいた。