【IPO】テンセント・ミュージック(Tencent Music)が新規株式公開へ

中国テンセントの子会社、テンセント・ミュージック・エンターテイメントグループ(Tencent Music Entertainment Group)がNYSEにIPO(新規株式公開)することを決定

中国インターネット大手テンセントの子会社で、スポティファイなども出資するテンセント・ミュージック・エンターテイメントグループ(Tencent Music Entertainment Group)がニューヨーク証券取引所への上場を計画しているとロイターなど複数のメディアが伝えています。

テンセント・ミュージック・エンターテイメントグループ(Tencent Music Entertainment Group)は上場により10億7000万～12億3000万の資金を調達するとのことです。

申請書類によると、テンセント・ミュージックは8200万株の米国預託証券ADRを1ADRあたり13～15ドルで公開予定。

オーバーアロットメントは1230万株とのこと。

テンセントミュージックは音楽配信アプリ「QQ音楽」「酷狗」「酷我」、カラオケアプリ「全民K歌（We sing）」を展開。

ライブラリ楽曲数は1700万曲超

ユニバーサルエンターテインメントやワーナー、ソニーと中国国内での独占的音楽配信契約を締結。

スポティファイとも相互に提携。

月間アクティブユーザー数MAUは8億人

18年1～9月の売上高は前年同期比84%増の135億元

純利益は約3倍の27億元

テンセントミュージック株は、テンセントが62%を保有するほか、スポティファイ(Spotify)も9%を保有(7月時点)

テンセントミュージックの上場時時価総額は初値ベースで212億ドル程度になるのでは、と日経は予想しているようです。

この数字は、今夏7月頃にテンセントミュージックのIPOの噂が流れたころからは100億ドル程度減っており、昨今のIPO市場の冷え込みを反映していると思われます。

以上。