【0425】敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の業績と株価~中国の自動車部品メーカー

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【0425】敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の業績と株価

 

今回は、中国の自動車部品メーカー、敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の業績と株価を見ていきます。

とりあえず、敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の会社説明から始めます。


敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )とは?

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )は中国の自動車部品メーカーです。

とくに外装部品や車体構造部品に強みをもっています。

近年ではADASなど情報化への取り組みも強めています。

 

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の主要製品

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の手掛ける製品はトリム部品、樹脂外装材、ボディー部品(ドアサッシュなど)、シートフレーム、シートスライドレール、その他となっています。

どちらかというと、電子化されていない単純な製品が多い印象です。

 

 

 

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の2005~2017年までの業績は驚異的な伸びを実現

 

非常に単純な製品を大量に供給してきた敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )ですが、その業績の伸びには目を見張るものがあります。

EPSは2005→2017までのあいだに約6倍に増加

中国のモータリゼーションの恩恵をフルに受けた銘柄といえます。

 

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の業績リスク~中国自動車市場の減退

ここもと、中国の自動車市場が減速、そして減退に向かってきています。

【統計】2018年11月の中国自動車販売は大幅減~国産車の販売シェアも減~

自動車販売の前年比マイナス成長は1994年?以来であり、中国経済の転機なのではないかと懸念が広がっています。

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )は自動車部品メーカーですから、この影響を非常に強く受ける可能性があります。

 

 

 

ジャパンディスプレイJDIへの資本参加を計画か?

2018年12月13日のNHK報道、および2018年12月14日の日経朝刊の報道によりますと、敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )はジャパンディスプレイJDIへの資本参加を計画しているとのことです。

まだ決定した事実はありませんが、もしこれが実現すると、中国国内で有機ELパネル事業を行っていくプロジェクトに同社も参加することになるとのことです。

ジャパンディスプレイ(JDI)にシルクロード基金が出資か?~産業再生投資機構も参加へ~

 

 

 

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の業績

ここからは敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の業績を会社説明資料や決算資料をもとにみていきます。

(以下は2018年12月14日に書きました)

 

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の2018年Q2決算の業績

 

やはり、といったところでしょうか。

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の業績は今上期減益となっています。

これは中国の自動車市場の低迷を反映したもので、予想の範囲内といえます。

ここまで高い伸びを示してきた敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の業績ですが、ひとまず一服感がでています。

 

 

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の2018年Q2地域別業績

上記は敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の地域別業績を示したものです。

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の事業は売上ベースで中国国外比率が約4割あります。

北米への輸出などが20%程度あり、これはUSMCAおよび米国の輸入関税措置などにおける域外関税措置の対象になっていますから前年に比べて売り上げの伸びが落ちてきています。。

なお、欧州向けの比率が高くなっていますが、これは中欧班列の影響もありそうです。

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敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の株価

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ ) 日足株価

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の株価は2018年初めをピークに大きく下落してきています。

ただ、ここもとはやや底堅い展開。

長期的な成長力を期待した買いが入ってきているようです。

 

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )のバリュエーション

なお、敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )はややバリュエーション的には割高に売買されているように感じます。

作っているパーツなどは大したことのない製品、他社でも置き換えができそうな製品ですが、それなのにPERは20倍程度あります。

個人的には、PER7倍程度が妥当と考えており、仮に経営効率などの面で特筆すべき内容があったとしても、PER12倍程度が良い所だと思っています。

現在の株価は高い、と感じます。

 

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )の業績リスク

敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )は足元の自動車販売急減リスクや北米への追加関税リスクだけでなく、経営上のリスクに直面しているように思います。

同社は今後ADASなど先進的な方面の開発へ舵を切っていくつもりのようですが、研究開発費は今までよりも遥かに高くかかってきますし、設備投資も必要でしょう。

それをマネージメントできるかどうかは未知数であり、個人的には敏実集団(Minth Group / ミンス・グループ )にはさほど強気になれません。

以上です。

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とりあえず、上記はあくまでも個人的見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。投資においては自己責任で行うようお願いいたします。