De-FAANGのススメ

現在、日本時間夜中の4時ちょっとすぎ

アメリカ市場はネット関連、Facebook、Amazon、Apple、NetFlix、Googleなど

 

いわゆるFAANGが大幅に下落しています。(一方で、これまで売られてきたGEや電力株が上がっています)

このNasdaq安に連れて、アリババ(BABA)、シナ(SINA)、百度(BIDU)、ネットイース(NTES)、ウェイボー(WB)、テンセントADR(TCEHY)など、中国ニューエコノミー株も大幅下落です。

 

海外のTwitterを覗くと、一部の人達は「FAANGはずせばS&P500のPERはまだ許せるかもね?」みたいなことを書いている人達が目につきます。

 

 

Time to De-FAANG Your Portfolio? (Barrons)

投資情報誌Barronsも特集し始めました。

(FAANGを悪く書いている記事ではありません。バリュー系のファンドと組み合わせたら?などと提案してます。まぁでも、それはつまりFAANGから資金が抜けることになるんですけどね。てゆーか、このなかに出てくるファンド・・・投資先にしめるFAANGの比率たかすぎませんか?逆に動き出したら大変ですね。)

 

 

世界中の運用担当者たちは、つい一か月くらい前までFAANG重視のスタンスで回してきました。

それは世界経済が成熟し、もうすぐ景気拡大が終わるかもしれない・・・という懸念と表裏一体でした。

基本的に設備投資関連や耐久消費財、資源関連などは景気拡大期に大きくアウトパフォームしますが、景気後退期には大きく下げることになります。

ところがFAANGは、こういったシクリカルな影響をあまり受けません。高いトップとボトムの伸びを今後も期待できるはず・・・そう考えられて、2年先どころか4年、5年くらい先を見据えて株価は上がり続けました。

結果、多くのネット関連銘柄がヒストリカルにみて相当高い水準に買い上げられてきました。かなりの資金がこれらに流れ込み、あとは流れでるタイミングを計っている段階にみえます。

 

そうしたタイミングで出てきたのが、

  • Facebookによる個人情報流出問題であり
  • 死亡事故発生による自動運転技術開発の遅れ→GPU需要減速
  • 欧州によるIT企業への売上税導入
  • テンセントの業績頭打ち
  • P&Gなどによるオンライン広告への出稿削減

などのニュースだったように思います。

これらの報道により、不確実性が一気に上昇しました。

最後の噴き上げを期待していたお祭り好きは、梯子を外されてしまいました。

 

 

ちょっと眠気がするのでチャートは貼りませんが・・・(あとで追加するかも)

ご自分で確認していただきたいのですが、どの米ネット関連も(そして中国のニューエコノミー株も)、それなりに重要なトレンドラインの上にあります。割ってくると非常に厄介です。

新年度入り相場では、まったく相手にされないリスクもあります。

 

 

とりま、おしまい

のこり20分を切ったので集中します。

 

(あとでもうちょいチャートとか貼ります。)

 

 

by中卒くん