テンセントがネクソン親会社の買収を検討か?~Maple Story 2など展開加速?
テンセントがMaple Story 2などを展開する韓国ゲーム大手ネクソンの親会社を買収か?
先んじてサウスチャイナモーニングポストやゲーム系情報サイトが伝えていた通り、テンセントは韓国ゲーム大手ネクソンの親会社買収に向けて検討しているようです。
Could Tencent buy controlling stake in Nexon, the South Korean …
MapleStory publisher Nexon looking to sell for $9 billion – Report
Tencent weighing bid for holding company behind Korea’s Nexon …
この報道は、最初はゲーム系情報サイトが年始に流したものでした。
その後、アリババ系のSouth China Morning Postが報じ、さらに昨日、ロイターが報じるに至っており、かなり信ぴょう性が出てきています。
テンセントがネクソンを支配すると、韓国ゲーム大手3社がすべてテンセント系に
なお、テンセントがもしネクソンのマジョリティを支配することになりますと、韓国のゲームパブリッシャー大手3社(ネクソン、ネットマーブル、NCソフト)がすべてテンセント系となります。
中央日報が報じるところによると、テンセントはネットマーブルの17.71%を保有。
ネットマーブルはNCソフトの8.89%を保有。
これにネクソンのマジョリティ取得が入ると、全てがテンセント系になります。
テンセントのネクソン買収に韓国内から懸念する声
こうしたゲーム業界の寡占化の流れに対しては韓国国内から批判的な声も上がっており、テンセントによるネクソン買収は一筋縄ではいかない可能性もあります。
テンセントはネクソン親会社買収にからみ、寡占化防止のためにネットマーブルやNCソフトの株式売却を選択する可能性もあり、その場合には争奪戦が起きる可能性があります。
どこの会社が取得するかも含め、今後の業界の進展に大きな影響を与える可能性が高く、要注目イベントとなっています。
テンセントはネクソン買収で中国以外での商売を模索か~MapleStory2など主力商品化?~
テンセントは現在、中国国内での新規ゲームの供給認可が全部泊まっている状態です。
中国政府から嫌がらせをされているのか、それとも大企業となったテンセントに海外市場に出て行ってもらいたいのか、それともBtoBビジネスに事業転換してほしいと政府に思われているのか、、、その理由はよくわかりませんが、中国でゲームビジネスが展開しにくくなっていることは確かです。
テンセントは海外市場の開拓を求めており、この分野での経験豊富なネクソン買収に乗り気になっている可能性が高いと思われます。
今後は、ネクソンのMapleStory2など、大型商品の海外展開も進みそうです。
動向には要注目です。
以上。