【統計】中国2018年第4四半期国内総生産・GDP

【統計】中国2018年第4四半期国内総生産・GDP

 

 

中国の2018年第4四半期GDPは前年同期比6.4%上昇

 

この数字は2009年以来の低い伸び。

なお、年間を通じた成長率も6.6%であり、これは天安門事件後28年ぶりの低い水準です。

なお、前期の数字は以下

前期⇒【統計】中国2018年第3四半期国内総生産・GDP

 

中国2018Q4GDPの内訳

 

 

4Qに関してみると、第一次産業の伸びが3.5%、第二次産業が5.8%、第三次産業が7.4%の成長

いやしかし、第二次産業がこの成長を示しているというのは俄かには信じられません。

明らかに減速しており、前年比でほぼ横ばい程度ではないのでしょうか。

とりあえず、かなり嵩上げされた数字とみていいと思います。

とりあえず、第三次産業の伸びはかなり高いですが、より中国中間層の生活に密着してきた製造業の鈍化は、いずれ消費など第三次産業の一部にも影響を及ぼしてくるはずです。

この数字は参考程度にみる方がいいと思います。

 

中国2018年Q4のGDP 対前年比成長率と対前期比成長率

 

 

中国GDP構成要素~鉱工業生産、固定資産投資、小売売上高の各月ごとの成長率


 

とりあえず、各種のグラフを載せておきます。

 

 

食糧生産

 

小売売上、消費者物価、生産者物価(出荷価格)

 

 

 

鉱工業生産、固定資産投資、不動産投資

 

全体を通して言えることは、中国経済はスローダウンしているということと、統計が嘘を含んでいるということ(笑)

とくに鉱工業生産はもっと低下していていいはずです。

 

以上。