【4592】サンバイオ期待の新薬『SB623』が期待はずれで株価大暴落か?
サンバイオ、期待のパイプラインSB623の慢性期脳梗塞への適用試験失敗で株価大暴落
サンバイオの株価が暴落しています。
いや、実際のところをいうと、この記事を書いている時点では東証はまだ開いていないのですが、夜間市場では完全にストップ安に張り付くかたちとなっています。
SBI証券の表示では、サンバイオの株価は8710円(29日21時51分)
前日より3000円、率にして25.62%安となります。
この理由として考えられるのは、29日引け後に発表された一枚のプレスリリースです。
再生細胞医薬品「SB623」慢性期脳梗塞を対象にした米国でのフェーズ 2b 臨床試験の解析結果速報を受けて サンバイオ
簡単に言ってしまうと
再生細胞医薬品「SB623」は慢性期脳梗塞向けには使えないっぽい! byサンバイオ
という話です。
で、じつはこの再生細胞医薬品『SB623』ってのが、サンバイオにとっては将来の収益の柱として期待され、しかも一番開発が進んでいたパイプラインだったのだそうです。
https://twitter.com/chu_sotu/status/1090370893128159232
つまり、一番稼げるはずだと思って、みんなが期待していた新薬候補が、実際に試験してみたらダメでしたー、という話です。
じつはサンバイオにとって、再生細胞医薬品『SB623』は帝人から権利返還を受けてまで育てようとしていたものだったそうです。
それがしくじってしまったということは、非常に痛い。
そんなこんなで、
夜間市場でサンバイオ株が大暴落
・・・となったわけです。
しかし、ぶっちゃけたはなし・・・
再生細胞医薬品『SB623』とかどうでもいい。サンバイオ株はもともと仕手株みたいなもの。株価暴落も暴騰もあたりまえ・・・
じゃないかと思います。
このサンバイオ株を真面目に収益面やバリュエーション面からごちゃごちゃ解説する奴は野暮ってもんです。
みんなが期待感に胸を膨らませて売買していただけです。
いやむしろ、期待すらしていなかったかもしれません。
単純に値動きがいいから乗っていた。
そんな人が多いんじゃないでしょうか。
とりあえず、将来の収益貢献などを含めて考えてもサンバイオ株は上がりすぎな部分があり、仕手株化している状況でした。
それが、イベントで一気にはげ落ちたかたち、ということになりそうです。
いやいや、すごい株価チャートですね。
サンバイオの株価暴落はアキュセラ並みに?
こうした経緯をたどっているサンバイオ株ですが、過去に同様に新薬開発でしくじって株価大暴落をしたアキュセラ株と比較する声が多数聞かれます。
ここでアキュセラの歴史を振り返ってみましょう。
5月25日前場で7700円高値付けていたところから後場突然急落からのS安6連チャン。
その後、寄ったのは1100円ヽ(゚Д゚;)ノ!! pic.twitter.com/D7d5GNFZ3e— ソロス@株・先物オプション (@sorosVV) January 29, 2019
アキュセラの暴落再びですね・・・ pic.twitter.com/EJz5xrwMmC
— たかぴー (@takahirokabuu) January 29, 2019
アキュセラ株は6営業日ストップ安
株価は約1/8でようやく寄り付きました。
サンバイオの株価はどこまで暴落するか?
サンバイオの株価がどこまで暴落するかは市場全体の雰囲気などにもよりますし、予想は難しいところがあります。
ただ、一応チャートパターンなどからある程度の予測はつけておいてもいいかな、と思います。
とりあえず、チャートをすなおにみるならば、今回の上昇相場が直近で始まった4000近辺が一つのめどと観ることができるとおもいます。
しかし、バイオ株という特性を含めてかんがえると、1500あたりかなと思います。
個人的には後者、
サンバイオの株価は1500円あたりまで大暴落するのではないか
という予測を立てたいと思います。
その方がなんかわくわくしますしねw
4000とかじゃ1/3程度の暴落でしかありません
そんなんじゃ相場の主役としてはつまらないでしょう
サンバイオ株にはやはり、大部屋役者が10メートルの階段落ちをするかのように、思いっきり転げ落ちていくことを期待したいと思います。
そのくらいじゃないと、人々の記憶には残らないでしょうから(笑)
以上です。