【一般教書演説】トランプ大統領、北朝鮮の核保有を事実上黙認へ

【一般教書演説】トランプ大統領、北朝鮮の核保有を事実上黙認へ

 

トランプ大統領が朝鮮半島問題に関して急速に興味を失っています。

長い長い一般教書演説のなかで、朝鮮半島に言及したのはほんの1分2分程度

昨年までの危機感なんてどこへやら、一応2月27、28日にベトナム、ダナンでトランプ大統領は金正恩と会談予定ですが、それすらどうでもいいことのような扱いです。

以下に一般教書演説のトランプ大統領の発言を載せます。

As part of a bold new diplomacy, we continue our historic push for peace on the Korean peninsula. Our hostages have come home, nuclear testing has stopped, and there has not been a missile launch in 15 months. If I had not been elected president of the United States, we would right now, in my opinion, be in a major war with North Korea.

Much work remains to be done, but my relationship with Kim Jong-un is a good one. Chairman Kim and I will meet again on February 27 and 28 in Vietnam.

(VOWがまとめたトランスクリプトより抜粋)

 

 

たったこれだけです。

2019年一般教書演説における北朝鮮問題の要旨ポイントは以下です

  1. 北朝鮮との交渉が、核放棄に関するものから”peace on the Korean peninsula”に切り替わった
  2. 捕虜が返ってきたこと(直後に死んだけど)、ミサイルテストしてないこと、核実験してないことを評価
  3. もし自分が大統領じゃなかったら、今頃戦争になっていて大量に死んでたよ(つまり戦争しなかったことが良いことだ、と意見)

 

ようするに、北朝鮮問題は和平問題に切り替わりました。

核開発やミサイル開発のそぶりを北朝鮮が見せない限り、これは続くでしょう。

アメリカとしては、にっちもさっちもいかない状況に諦めた、ということだと思います。

以上。