独ライマン家の投資会社JABホールディングスがエイコーン上場を計画か?~キューリグ、ドクターペッパーの親会社

独ライマン家の投資会社JABホールディングスがエイコーン上場を計画か?~キューリグ、ドクターペッパーの親会社

 

ライマン家の投資会社『JAB ホールディングス』がキューリグ、ドクターペッパーを保有するエイコーン上場を計画

ドイツ・オーストリアの著名資産家ファミリーであり、レキット・ベンキーザーのベンキーザー側の創業者ファミリーでもあるライマン家(Reimann Family)が所有する投資会社「JABホールディングス」。

このJABホールディングスの傘下企業に「エイコーン」という会社があるのですが、ここが上場を計画しているという報道がされています。

Germany’s JAB plans to list unit owning Keurig, Dr Pepper

 

ドクターペッパーとキューリグを保有する『エイコーン』

このエイコーンですが、傘下にカップ式コーヒーメーカーシステムの製造と販売を行うキューリグと、独特なケミカルな味わいで一部で人気のドクターペッパー・スナップルなどの企業を保有しています。

二つともなかなか癖のある企業です。

とくに、ジェイコブズ・ダウ・エグバーツとキューリグ・グリーン・マウンテンが合併したあとは、コーヒー業界二位となっており、ネスレに次ぐ位置にいることになります。

なお、ジェイコブズはヤコブとも読まれ、日本ではヤコブ・ダウ・エグバーツという名前の方がしっくりくるかもしれまsねん。

 

 

ヤコブ・ダウ・エグバーツを傘下に持つJABホールディングス&エイコーン

現在、JABホールディングスの傘下にエイコーンがあり、その下にコーヒーで有名なヤコブ・ダウ・エグバーツがあります。

ヤコブ・ダウ・エグバーツで有名なD.E Master Blenders 1753NVは2013年にJABホールディングスに買収されます。

その後、コカ・コーラ傘下のKeurig Green Mountain(キューリグ・グリーンマウンテン)や

モンデリーズ・インターナショナル(Mondelez International)傘下のコーヒー部門などを買収

現在、非常に大きな企業体に成長しており、コーヒー豆の取り扱い量では世界二位のシェアを持つレベルになっています。

(一位はスイスのネスレです。)

 

JABホールディングス傘下のキューリグ・グリーン・マウンテンがドクターペッパー・スナップルを買収

2018年1月29日、つい先日のことですが、JABホールディングス傘下のキューリグ・グリーン・マウンテンが米国の清涼飲料メーカーであり、独特な化学的な味わいが好みの別れるドクターペッパー・スナップルを買収しました。

コーヒーと清涼飲料水という取り合わせは個人的にはどうかと思うのですが、とりあえず、買収されました。

報道によれば、JABホールディングスはドクターペッパーの87%を所有するそうです。

今回、IPOの予定が報じられたのは、これらの買収で纏めた企業ということになります。

 

 

JABホールディングスはコティ、クリスピークリームなどの親会社

なお、JABホールディングスですが、ドクターペッパーやキューリグなどの他にも、化粧品メーカーのコティやクリスピークリームの大株主として知られています。

いろいろと節操のない投資先だと思いますが、基本的に消費財メーカーが好きなようです。

 

とりあえず、以上です。