ボーイング737MAX8型機の墜落事故を受け、米連邦航空局(FAA)が機体設計変更指示・各国で運航停止措置発動

ボーイング737MAX8型機の墜落事故・続報

 

ボーイング737MAX8型機の墜落事故を受け米連邦航空局(FAA)が設計変更を指示したとのことです。

このボーイング737MAX8型機に関しては、昨年10月にインドネシア・ライオンエアにて墜落事故が発生。

さらに先日はエチオピア航空でも墜落事故が発生。

たてつづけに半年に二度も墜落事故が起きるという事態に、何らかの設計上の問題があるのではないかと懸念が広がっていました。

ボーイング737MAX8型機がまた墜落事故!~インドネシアのライオンエアに続き短期間に2例目

 

 

こうした問題を受け、米連邦航空局(FAA)は現地で情報収集に努めるとともに、ソフトウェアの設計を変更するようボーイング社に指示。

また、設計変更に伴いトレーニング内容や乗組員向けマニュアルの変更なども指示しているとのこと。

ただ、このソフトウェアの設計変更と事故の関係があるかどうかは不明とのことのようです。

UPDATE 2-US to act immediately on Boeing if Ethiopia crash poses …

 

 

ボーイング737MAX8型機墜落事故を受け、エチオピア、インドネシア、中国、シンガポールなどで運行停止措置発動

なお、今回のボーイング737MAX8型機墜落事故を受け、エチオピア、インドネシアは即座に同型機の運行を停止するよう国内航空会社に命じました。

また、その後、中国、シンガポールなども同様に運航停止措置を発動。

シンガポール民間航空局CAASはボーイング737MAXシリーズすべての発着を10日午後2時から停止すると発表。

これはシンガポール以外の国の航空会社にも適用されるとのことで、非常に影響が広範囲に広がってきています。

ボーイング737MAX8型機は現在378機が運行されていますが、そのうち100機は中国企業が運航しているとのことです。

 

 

11日のボーイングの株価は737MAX8型機の墜落事故を受け大幅下落

安値からはだいぶ戻したものの、一時は13%を超す下落となっており、期待の新型機に対する市場の懸念の大きさが示されるかたちとなりました。

(この日は市場全体が大きく上昇しており、そうした環境下でなければこの下げはもっと大きかったかもしれません。)

 

ボーイング737MAX8型機スペック、諸元

座席数 162 (12F + 150Y)[42]~ 200 最大
胴体径 3.76 m
全幅 35.92 m / 117 ft 10 in
全高 12.3 m / 40 ft 4 in
全長 39.5 m / 129 ft 8 in
最大離陸重量 82,190 kg / 181,200 lb
最大着陸重量 69,309 kg / 152,800 lb
無燃料重量 65,952 kg / 145,400 lb
貨物容量 1,543 ft3 / 43.7 m3
航続距離 (2クラス)[41] 3,515 nmi (4,045 mi; 6,510 km)
Max 200: 2,700 nmi (3,107 mi; 5,000 km)
燃料容量 6,853 US gal / 25,941 l
エンジン (× 2) CFM International LEAP-1B
推力 (× 2) up to 28,000 lbf (125 kN)
巡航速度 マッハ 0.79 (522 mph, 842 km/h)
ファン直径 69インチ (175 cm)

Wikipediaなど参照

 

 

 

非常に広範囲に問題が広がってきているボーイング737MAX8型機の問題

日本でもANAが導入を予定しています。

動向が気になるところです。

以上。