【4109】ステラケミファの業績・決算と株価~高純度フッ素化合物でシェアトップ~徴用工問題で注目
今回は高純度フッ素化合物でシェアトップのステラケミファについてみていきます。
ステラケミファなど高純度フッ素化合物メーカーは、韓国の徴用工問題で注目が集まっています。
自民党の一部議員のなかには、韓国への高純度フッ素化合物を輸出禁止にすべきと言い出している人物もいるようです。
とりあえず、そういった部分も含めて、ステラケミファのことをみていきましょう。
まずはステラケミファの事業内容から書いていきます。
ステラケミファの事業内容~高純度フッ素化合物
ステラケミファの事業内容は主にフッ素化合物など高純度薬品事業になります。
フッ素化合物は主に半導体や液晶、レンズなどの製造工程で利用されますが、こういったハイエンドのフッ素化合物を作れるのは世界でもステラケミファのほか数社しかないと言われています。
同社はこの分野でのニッチ・シェアトップ企業です。
韓国徴用工問題でフッ素化合物の禁輸?~ステラケミファに注目集まる
現在、日韓の間では徴用工問題、慰安婦問題、竹島問題などが横たわっています。
ここもと、この徴用工問題が新たな展開に進展しており、日本の企業にたいして元徴用工が賠償を求めていたものが判決確定しています。
このまま徴用工問題で何も手を打たなければ、日本の企業に損害が発生することになります。
このため、自民党の一部議員のなかには、
「日本企業に損害を与えるようなことがあれば、日本は高純度フッ素化合物を禁輸措置にしたらいい」
などと発言する人物も出てきているのだそうです。
さきほども書きました通り、高純度フッ素化合物は半導体製造工程や液晶の生産でどうしても使用が必要なものです。
そういった高純度フッ素化合物の生産外販は日本がほぼ100%に近いと言われています。
そして、韓国の産業で一番大きなウェイトを占めているのは、サムスン電子やLGなどによる半導体・液晶事業です。
つまり、日本が高純度フッ素をうらなければ、韓国は困るだろう?と脅している形になります。
ステラケミファの2018年Q3業績
ここからはステラケミファの業績をみていきます。
ステラケミファ 2018年Q3決算https://t.co/taPaEzvtNK
(会社資料より)前の四半期に比べて業績は全体的に伸びています。 pic.twitter.com/6KQ7x0LC9I
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) March 15, 2019
Q3業績はQ2までより業績が伸びています。
半導体分野ではここもと調整色が強まっていますが、ステラケミファは大丈夫なようです。
ステラケミファの業績を四半期化したグラフ
ステラケミファ 2018年Q3決算https://t.co/taPaEzvtNK
(会社資料より)四半期ごと営業利益推移 pic.twitter.com/gUyBo5w6js
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) March 15, 2019
ステラケミファの業績を四半期に分割してみたもの。
わかりやすいですね。
ステラケミファのセグメント別業績
ステラケミファ 2018年Q3決算https://t.co/taPaEzvtNK
(会社資料より)セグメント別 pic.twitter.com/6bsRwt8JEY
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) March 15, 2019
ステラケミファの業績を製品別に四半期化したもの
やはり半導体向けが多いようです。
電池向けの売上げっています。どうしてでしょうか。
ステラケミファの株価
なんだか逆三尊のようなかたちになっていますが・・・
うーん・・・
とりあえず、短評以上です。