【SPD】ガクトコインこと仮想通貨スピンドルの勧誘めぐりGacktに違法営業疑惑が浮上~文春が報じる

【SPD】ガクトコインこと仮想通貨スピンドルの勧誘めぐりGacktに違法営業疑惑が浮上~文春が報じる

 

仮想通貨のスピンドル、通称ガクトコイン(Gackt Coin)をめぐり違法営業疑惑が浮上

これは、週刊文春2019年4月4日号に掲載される内容とのこと。

掻い摘んだ記事が文春オンラインに掲載されていますので、そちらを参照してみますと・・・

「1000万が2億円に」GACKTの仮想通貨“違法営業疑惑”音声 文春オンライン




 

スピンドルを発行していた「ブラックスター」が商談会を開催~Gacktは広告塔に

2017年11月4日、仮想通貨業者の「ブラックスター」が商談会をインターコンチネンタルホテル大阪28階のラウンジで行ったとのこと。

この「ブラックスター」は当時、仮想通貨スピンドル(※1)を発行していたほか

ICO(イニシャル・コイン・オファリング)のビジネスもしていたとのこと。

この「ブラックスター」にGacktはメンバーとして参加

広告塔の役目をつとめ、スピンドルの魅力をひたすら解説していたとのこと。

曰く・・・

「ちょっと今までとは考えられない儲け方なので。1000万円を入れたのが2億とかなっているんですよ。この前、仮想通貨のフォーラムあったんですけど、皆めちゃくちゃ幸せそうなんです。この2年間で急にお金を持っちゃって。」(引用:文春オンライン)

 

・・・完全に煽ってますねw

※1・・・この時点では仮想通貨ではない、という主張をブラックスターはしているもよう

 

 

Gacktが煽ったガクトコインこと『スピンドル』は仮想通貨ではない?

じつは、Gacktが煽っていたガクトコインこと『スピンドル』ですが、ブラックスター側の解説によると、これは仮想通貨には該当しないのだそう。

文春側の取材に対してブラックスターが答えているところによると、

仮想通貨に該当するためには、仮想通貨取引所にリスティング、上場される必要があるという解釈のようです。

そうしたリスティングを済ませるまでは、ビットコインなどの1号仮想通貨に交換可能な2号仮想通貨にすら該当しない、という主張のようです。

つまり、仮想通貨でないので、資金決済法に抵触することもないとの主張をしているそうです。

あらあら、ずいぶんと定義が曖昧なものを利用して集金されているんですね・・・なにか法に触れるようなことはないんでしょうか?

 

Gacktは上場可能性を前提としてスピンドルを煽るものの、ブラックスターはそもそも仮想通貨取引事業者の登録をしていない

 

  1. ブラックスターは金融庁への登録をしていない
  2. ブラックスターはスピンドルの他人への譲渡を禁止している
  3. スピンドルは他人への譲渡ができず、他の通貨と交換できないため2号通貨にあたらない・・・とブラックスターは主張している
  4. スピンドルは2号通貨にあたらないので、ブラックスターは金融庁への登録なしでも販売することができる、と主張している

のだそうです。

ただ、こうした主張に対して文春が相談した弁護士さんは

  1. Gacktは上場可能性を前提にした勧誘をしている
  2. 他人に譲渡できないプログラム設計がされていなければ、2号通貨にあたりうるというのが実務上の解釈
  3. つまりスピンドルは2号通貨にあたる可能性がある
  4. つまり、スピンドルを扱うブラックスターは資金決済法違反、無登録営業にあたる可能性がある

と解説してくれているのだそう。

 

うーん?かなり胡散臭いですね、これはw

 

 

 

Gacktが推奨するガクトコインことスピンドルの発案者「宇田修一」は過去、財務省に処分されていた

今回問題になっているガクトコインことスピンドルの発案者「宇田修一」氏ですが、以前財務省関東財務局から行政処分を受けていたそうです。

宇田修一に対する行政処分について 平成30年9月7日 関東財務局

スピンドルの発案者である宇田修一氏が代表取締役を務めるドラグーンキャピタル株式会社は、「投資者保護上問題のある行為が認められた」という理由で、関東財務局から業務廃止命令を受けています。

たぶん、これが理由で、仮想通貨取引所を立ち上げられなかったわけですね。

なるほど…という感じです。

 

 

 

Gacktとも親密な野田聖子・元総務相による金融庁圧力問題とブラックスター

なお、このブラックスターですが、いわゆる野田聖子による金融庁圧力問題の当事者です。

ブラックスターには以前からいろいろ噂があったらしく、金融庁は無登録営業および資金決済法関連で調査に乗り出すのでは、といわれていたそうです。

そうしたおり、野田聖子・元総務相が秘書を同伴して金融庁に説明を求めて乗り込んだ・・・というのが野田聖子・金融庁圧力問題のあらましです。

現実にこの時どのようなやり取りがあったかはわかりませんが、とりあえず、この影響があってか、ブラックスターに金融庁は処分を出せずにおわりました。

その後、金融庁の態度の厳しさを認識したからか?

ブラックスターは突如活動の場を海外に移します。

これで、日本国内の法律の影響は届かなくなりました。

 

 

Gackt推奨のスピンドル(SPINDLE)長期チャート

Gackt推奨のスピンドル(SPINDLE)長期チャートです。

ちょっとこれは酷いですねw

100分の1?1000分の1?

メモリがよくわかりませんが、とりあえず大暴落しているもよう。

Gacktを信じて買っちゃった信者の方たちは今どういう心持ちなのでしょうか。

 

とりあえず、いろいろとエゲツナイ、このGackt Coinことスピンドル問題。

今後どのような展開になるのか、文春砲に期待しましょう。

以上です。