在スペイン北朝鮮大使館襲撃問題『千里馬民防衛』が犯行声明を出す~CIAは関与せずと言っているが・・・
北朝鮮反政府組織『千里馬民防衛』が在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件への関与を発表
日本ではあまり報じられていないのですが、結構大きな出来事がありました。
スペインの首都マドリードにある北朝鮮大使館が何者かに襲撃され、スマートフォンやPCなどのデータが奪われ、職員が拷問されるという事件が起きたのです。
当ブログでは以下の記事でまとめています。
⇒19/3/14~3~ワンセグ携帯もNHK受信契約必要と最高裁/北朝鮮のスペイン公館襲撃はCIAの犯行/ダイワハウス、中国で巨額横領事件/就活OBマッチングアプリによるレイプ事件で大林組の対応に批判
在スペイン北朝鮮大使館襲撃はアメリカCIAが関与?
この件に関し、スペイン司法当局はアメリカCIAの関与を発表。
関連する人物をあぶりだしたところ、CIAと明確につながっていることが判明したとのことです。
スペイン司法当局は容疑者の引き渡しをアメリカ側に要請するもようですが、当然アメリカはこれに応じるつもりはなさそうです。
スペインはNATO加盟国です。
その身内であるNATO加盟国のスペインに対して、行政の管轄権・施政権を全く無視するようなアメリカがとったのなら、非常に由々しき事態です。
しかも、この事件が発生したのは米朝の非核化協議のつい数日前ということが判明しています。
一説によると、在スペインの北朝鮮公使は核関連の情報についてよく知る人物である・・・とも言われています。
そうしたことから、アメリカがCIAをつかって襲撃させ、データを奪ったり、自白を促すために拷問したのではないか?
という騒ぎになりました・・・ほとんど日本では報じられていませんが。
北朝鮮反政府組織『千里馬民防衛』が在スペイン北朝鮮大使館の襲撃に犯行声明
こうした2国間での揉め事に発展しているなか、北朝鮮の反政府組織『千里馬民防衛』が今になって犯行声明を発しました。
事件からもう1か月以上たつのに、です。
この発表の中で、ご丁寧にも「アメリカ政府は関係していない」旨のことを言っています。
しかし、そんなことを本気で信じる奴はいるんでしょうか?
大使館の職員が利用しているスマホやPCってのは、一般的なセキュリティとは別格に厳しい暗号化が施されていると言います。
そうしたものを解読・解除できるのは国家レベルので研究機関でないと無理でしょう。
今回、北朝鮮大使館から『千里馬民防衛』が奪ったとされるスマホやHDDはどのように国外に運ばれたのでしょうか。
そして、どのように解読するつもりなのか。
どう考えても、この『千里馬民防衛』という団体の言っていることは嘘くさい・・・
スペイン政府はいまでもCIA関与を疑っているようですが、いずれかの時点で圧力に屈する可能性も高いように思います。
アメリカって国は、そういう国です。
日本が独自外交しようとした途端に、ロッキード事件で田中角栄を失脚させたりするのがアメリカです。
アメリカがトップに据えようとする人物は、いつだってアメリカが弱みを握って利用しやすい人物です。
ベネズエラのグアイド議長ってのはなんだかとても人気なように西側諸国で報じられていますが、あれだって同じようなもんでしょう。
気を付けないといけません。
以上。