【2753】あみやき亭の業績・決算と株価~やわらか加工で有名な焼肉チェーン

【2753】あみやき亭の業績・決算と株価~やわらか加工で有名な焼肉チェーン

今回は愛知県地盤の焼き肉レストランチェーン、あみやき亭についてみていきます。

まずはあみやき亭の事業内容についてみていきましょう。




 

 

あみやき亭の事業内容

あみやき亭の事業内容は、

  • 焼肉部門・・・「あみやき亭」「ほるたん屋」「かるび家」「スエヒロ館」「ブラックホール」「焼肉島津」
  • 焼鳥部門・・・「美濃路」
  • その他・・・レストラン「あみやき亭」「スエヒロ館」「スパッカナポリ」すし「すしまみれ」居酒屋「楽市」

に分かれています。

 

 

 

あみやき亭とやわらか加工

あみやき亭は国内産の牛肉にこだわっているとのことです。

ですが、ワンプレート平均で500円ほど。

高い肉プレートでも800円ほどでしょうか。

非常にリーズナブルな価格となっています。

この理由として、「やわらか加工」という手法をとっていることがあげられると思います。

あみやき亭は肉に脂肪をあとから注入するなどの手法で、硬くて食べにくいボソボソした肉をおいしく食べられる肉に加工しているされ、こうした加工肉を利用することで食材費の増大を抑えているもようです。

 

 

 

あみやき亭の2018年Q4業績

あみやき亭の2018年の通期業績は売上1.6%増、営業利益8.7%減となりました。

営業利益率は8.6%に低下しています。

あみやき亭の業績ですが、同業他社が食材費上昇に悩んだ昨年でも、同社の売上原価は非常に抑えられた水準でした。

しかし、売上総利益も伸びています。

しかし、人件費を中心に販管費の伸びが大きく、営業減益となっています。

 

 

 

 

あみやき亭のセグメント別利益

あみやき亭のセグメント別利益です。

焼肉事業、焼鳥事業ともに減益となっています。

 

あみやき亭の月次データ

あみやき亭の月次データですが、ここもと既存店売上が悪化しているのがわかります。

外食産業の常として、既存店売上が大きければFC展開にしても自社展開にしても大きく稼げますが、逆になると出店ができなくなって非常に苦しくなっていきます。

今後の動向には注目です。

 

あみやき亭の株価

週足

同社の株価は目下、週足ベースのネックラインを切ってきており、チャート的には非常に危険な動き方をしています。

業績の動向にもよりますが一段の下げ余地もありえます。

焼肉業態は一般的に好景気の時には上がりやすく、不景気時には大きく下がりやすい傾向があるので、その点には要注意です。

 

PERはすでに11倍~12倍程度でさほどの割高感はありません。

また、配当と株主優待をあわせた利回りも4%を超えており、その点は買い材料視されそうですが、なんにしても業績の動向次第となるでしょう。

個人的には今の株価推移なら買えません。

 

 

なお、上記はあくまでも個人的見解であり特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。

投資にあたっては自己責任で行っていただきますようお願いいたします。

以上です。