【PEP】ペプシコ(PepsiCo)の業績・決算と株価~ペプシコーラが有名だが、じつはフリトレー事業が稼ぎ頭

【PEP】ペプシコ(PepsiCo)の業績・決算と株価~飲料とスナック菓子の大手

今回はペプシコーラで知られるペプシコ(PepsiCo)についてみていきます。

ペプシコ(PepsiCo)はペプシコーラなど飲料が有名ですが、実際にはスナック菓子の業績へのウェイトも非常に大きな会社となっています。

とりあえず、そのあたりの事情を踏まえて事業内容から書いていきます。




 

 

ペプシコ(PepsiCo)の事業内容

ペプシコ(PepsiCo)の事業内容は飲料とスナック菓子の製造販売です。

活動範囲は全世界200か国以上にも上り、アメリカを代表する多国籍企業となっています。

ペプシコ(PepsiCo)の代表的ブランドは以下のようになっています。

  • ペプシコーラ
  • ゲータレード
  • トロピカーナジュース
  • マウンテンデュー
  • フリトレー(チートスなど)
  • クエーカーオーツカンパニー

 

このうち、ペプシコ(PepsiCo)稼ぎ頭は実はフリトレーです。

飲料ではありません。

そもそもにおいて、飲料会社とスナック菓子会社が一つの会社である必要はないわけで、以前からスナック事業だけ分離するべきという主張も、投資家からは上がっています。

また、上記をみればわかりますが、国内事業の比率が大きいのも特徴です。

このため、海外事業の比率が大きいコカ・コーラよりもドル高時には耐性があります。

 

 

ペプシコ(PepsiCo)の業績・決算

 

ペプシコ(PepsiCo)の2019年Q1決算の業績は売上2.5%増、営業利益11.1%増

あいかわらずのフリトレー頼みでした。

 

利益率でみると、フリトレーは

売上 3815 営業利益 1159

という非常に高い水準なのがわかります。

 

これに対して北米飲料部門は

売上 4510 営業利益 389

あまりにも違うのがわかります。

 

投資家たちが分離しろというのも頷けます。

 

 

ペプシコ(PepsiCo)の株価

ペプシコ(PepsiCo)の株価はフリトレー事業の堅調さを受けて長年右肩上がりです。

ただ、2019年の予想EPSベースでPERは23~24倍程度、EV/EBITDAは15~16倍程度と決して安い水準ではありません。

ペプシコは基本的に非常に借金まみれの企業です。

レバレッジを思いっきりかけて経営しています。

また、Goodwill(のれん)はそこそこBSにのっています。

すぐにどうにかなるというものではありませんが、これ以上買収戦略で拡大できるような状況でもありません。

成長はあくまでもオーガニックなものを中心に見ていく必要があります。

それでこの株価は・・・個人的にはパスです。

 

 

今回はペプシコ(PepsiCo)についてみてきました。

とりあえず、上記はあくまでも個人的見解です。

特定の投資スタンスをおすすめするものではありません。

投資にあたっては自己責任で行っていただきますようお願いいたします。