【6395】タダノの業績、決算と株価~クレーン車業界の大手

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【6395】タダノの業績、決算と株価~クレーン車業界の大手

 

今回はタダノについてみていきます。

タダノはクレーン車業界の大手企業です。

建設用のトラッククレーンなどのほか、高所作業車なども展開。

特に近年、海外の伸びが高くなっており、国内と同規模の販売比率となっています。

まずはタダノの事業内容からみていきましょう。

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タダノの事業内容

タダノの事業内容は建設用クレーン車、車両積載型クレーン(いわゆるユニック)、高所作業車などの製造・販売となっています。

タダノは国内建設用クレーン業界で国内シェア54%(競合に住友重機械、コベルコ建機※、加藤製作所など)

カーゴクレーン分野(競合に古河ユニックなど)で国内シェア50%

高所作業車で国内シェア34%(競合にアイチなど)

となっています。

※なお、コベルコとはキャリア部製造などで提携関係にあります。

 

また建設用のラフテレーンクレーン分野では世界的な最大手クラスの企業となっており、海外売上依存比率の高い企業となっています。(2019年現在)

 

 

なお、タダノは世界的に有名な企業ですが、本社機能を香川県高松市においている日本の地元密着型の企業でもあります。

現在タダノは、香川県高松市には新たに香西工場(敷地面積20万㎡、投資額215億円)を建設中であり、稼働開始は2019年8月からの予定となっています。

香川県は古くから造船、およびその荷下ろしクレーンなどの鉄鋼製品加工業が発展しており、タダノはそうした事業を代表する企業のひとつとなっています。

 

タダノの業績推移

 

タダノの業績は、世界経済の浮沈を大きく受けるかたちとなっています。

90年代は公共工事の積み増しで業績を維持しましたが、その後は公共事業剥落で低迷。

この間に海外事業を開拓し景気拡大の恩恵を受けましたが、リーマンショックで大きく低迷。

ふたたび景気拡大期で稼いでいる状況です。

 

景気後退期には大きな業績の落ち込みがあるのがタダノの特徴であり、株価も世界経済の行方に大きく左右されやすいのが特徴となっています。

 

 

タダノの業績~2018年Q4決算

 

タダノの2018年Q4決算は上記のようになっています。

昨年の落ち込みから回復し、増収増益となっています。

 

 

タダノのセグメント別業績

 

前年

 

今年

セグメント別業績についてみると、開拓中の欧州事業は赤字拡大している一方、

国内事業などは好調に推移しているほか、北米事業も黒字化しました。

 

 

 

タダノの株価推移

週足

タダノの株価は現状、PBR1倍割れ水準にあります。

PERは約12倍程度

今後の景気失速懸念からから、非常に下押しした水準にあります。

世界経済の回復を見通すならば悪い水準ではないようにも思われますが、逆に世界経済が大きく落ち込むならば、もう一段の下押しもあり得る状況でしょうか。

個人的には、長期的に見れば悪くない、という印象ではありますが、ここもと中国企業なども成長してきていることには注意が必要です。(三一重工など)

 

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なお、上記はあくまでも個人的見解です。

特定のスタンスをお勧めするものではありません。

投資にあたっては自己責任で行うようお願いいたします。