【シリア】バニヤス製油所の海中パイプラインが何者かによって爆破される
シリアのバニヤス製油所、何者かがパイプラインを破壊
米国とイランの関係が悪化する中、イランが後押しするシリアの製油所が何者かによって攻撃されたとのことです。
今回ターゲットになったのはバニヤス製油所。
この製油所へタンカーからオイルをオフロードするために使っているパイプラインが破壊されたとのことです。
バニヤス製油所のパイプライン破壊は国家ぐるみの犯行か
このバニヤス製油所のパイプラインですが、設置されているのは水中ですから、一般人が攻撃しようと思って攻撃できるものではありません。
潜水活動によるサボタージュ攻撃などができる特殊部隊でなければ攻撃できるはずがなく、
この点でイランやシリアは、敵対するアメリカやイスラエルなどの関与を疑っているようです。
とくにアメリカにはシールズのような専門の潜水部隊があります。
こうした活動はお手の物であり、関与を疑う声も多いようです。
(捜査は進んでいるようですが、確たる証拠は無いようです。)
バニヤス製油所への原油オフロードに障害はあるが、復旧は容易か
なお、このサボタージュ攻撃によって原油をタンカーからおろす作業に遅れは出るものの、
別の手段でオフロードすることもできるため、さしたる影響はないだろうとのことです。
ただ、シリアのアサド政権としては、今回の攻撃を受けて沿岸警備を強化する必要が出てきており、負担は大きくなっていくと思われます。
また、先ほども書いたように背後に国家ぐるみの影が見え隠れしていることも厄介です。
アメリカが本気で工作活動を行っている可能性もあり、まずは挨拶代わりとばかりにパイプラインを破壊した可能性すら考えられます。
とりあえず、いろいろな可能性が考えられるため断言はできませんが、キナ臭くなってきたなぁと思います。
イラン革命防衛隊の末端が暴走しなければいいのですが。
以上です。