2018年5月7日 午前 ニュースまとめ

備忘録がわりにニュース記事をまとめます。

独断で掻い摘んで纏めます。

この記事は日中随時更新します。


1時41分

Buffett’s Berkshire Hathaway books rare $1 billion loss on investments

ウォーレン・バフェット率いるバークシャーハサウェイ。会計基準の変更で1Qに10億ドルの損失計上。
個人的見解:以前からわかりにくい決算だと思っていましたが、今回はさらにわかりにくい。というか、ネルソン・ペルツの率いるファンドとの関係もよくわからない。よくわからないというか・・・まぁそのうち纏めて書きます。
個人的見解:当然だと思います。DPF大手の日本ガイシには悪材料。また十分織り込んでいるとは思うけれど、需給的にはプラチナにも下押し材料。

 

Individual disposable income highest in Shanghai at 17,277 yuan

中国の一人あたり可処分所得比較記事。上海がトップで17277人民元(約296265円)とのこと。ちなみにこれは四半期ベースの数字だと思います。4倍すると、ざっと120万円ほど。

個人的見解:ちなみに日本の各都道府県の個人可処分所得(2014年度)は以下。沖縄と比較すると何となくわかる気がするかも。

http://www.pref.toyama.jp/sections/1015/ecm/back/2014sep/tokushu/1_4_01.html

 

Chinese premier arrives in Indonesia for official visit

中国の李克強首相がインドネシアを公式訪問。インドネシアにとって中国は過去7年間貿易額トップ。観光旅行客、留学生の数などでも両国の緊密化が進んでいる…との記事。

 

China fines banks over wealth management transgressions

中国銀行保険監督管理委員会(CBIRC)が3つの商業銀行に対して、ウェルスマネジメント商品(WMS)関連の違反のかどで罰金を科した・・・とのこと。

個人的見解:これは見せしめでしょう。中国は既存の銀行システム外の資金保有量が増加するなか、投資先を求める動きも活発化。そんななかで中規模銀行が発行したオフバランス化商品(暗黙の元本保証付き)に群がる動きがここ数年続きました。銀行側にとっては不良債権処理が捗りますし、投資家からしたら利回りが高く「暗黙の」元本保証がついたこれらオフバランス化商品(理財商品など)はおいしい投資先でした。しかしこれがあまりにも膨らみすぎた結果、株式制商業銀行の理財商品残高は貸出額の50%を超える規模にまで達し、金融におけるシステミックリスクになりつつあると当局は懸念を始めたようです。それで2020年から規制強化をすると先日決定したのですが、とりあえず見せしめとして、オイタが過ぎる金融機関に対してはシメておこう・・・としたのだと思います。

 


7時28分

AIA First Quarter New Business Value Rises 26%, Beating Estimate

アジア保険事業大手AIAのQ1決算、VONB(新契約価値)が26%増、VONB Marginが10.5pps、ANPが4%増、TWPIが19%増

個人的見解:為替要因がかなり影響している。ConstantベースだとVONBが20%、VONB marginが9.8、ANP1%、TWPIが14%。香港など他アジア市場の伸び悩みを中国本土成長で補った形の内容にみえる。中国本土への外資保険会社参入自由化の恩恵を一番うけるはず・・・と解説されているけど、それはどうだろうか?競争が加速化するのではないか。

マハティール氏、下院選勝利へ地方票の壁 9日投開票

個人的解説:巨額金融汚職1MDB問題で国民の支持を失った与党が、マハティール元首相率いる野党・希望連盟に追い上げられています。与党は投票日を平日水曜日に設定したり、フェイクニュースを流したとのかどでマハティール氏を捜査したりと、さまざまな方法で野党を邪魔して選挙活動を行っていますが、支持率は拮抗しておりどちらに転ぶかわかりません。与党の後ろには明らかに中国がいます。中国式の専制的な国家運営が成功するか失敗するか、マレーシア選挙はその実験場でもあります。

 

ダイキン、前期営業益2530億円 中国・インドが好調

個人的見解:昨年の好景気下、中国の格力など同業メーカーはより大きな利益成長を遂げています。彼らはラインの自動化規模が凄まじいです。いずれ強力なライバルになるはずです。

 

洋インキHDの18年1~3月期、営業2割減益 原料価格が上昇

個人的見解:原油価格上昇時には、上流だけが儲かって、中下流が儲からないことがよくあります。今は精製部門が一番薄利になっていっています。精製部門は化学全体で見れば中流にあたりますから、ここがマージンを改善させていくと下流の塗料やインキは業績悪化することになります。

ヤマハ、中国伸び最高益 前期最終16%増

ピアノなど楽器が売れているそうです。

個人的見解;GDP1万ドルの法則という言葉があります。これは大前研一氏が唱えたものなのですが、簡単にいうと一人あたり名目GDP1万ドルから売れ始めるサービス、売れ行きが鈍るサービスがあるよ、ということです。ピアノは、一人あたりGDP一万ドルに達すると売れ行きが鈍る商品の代表格です。中国のひとりあたり名目GDPは約8000ですからまだピアノが売れます。でも、そろそろ危ないです。次のマーケットを探さないといけないと思います。

 


10時07分

Trump’s CIA nominee sought to withdraw

CIA長官候補のジーナ・ハスペル副長官が2001年米同時多発攻撃後に拘束した容疑者に対して行ったとされる拷問を理由に、長官氏名を辞退。

BMW profit rises as revenue falls on FX effects

ドイツ自動車大手BMWのQ1決算。為替影響で売上減少、利益増。EBITマージン9.7%に改善。
Three Sectors Explain Most of Deceleration in U.S. Wage Growth

教育・保健、金融、製造業分野の賃金が上がってこない・・・という記事。特に製造業は耐久財、非耐久財に関係なくダメ。

 

ホットストック:JUKIが大幅反落、1 6月純利益が減益の予想

工業用ミシン製造大手JUKIの18年Q1決算、売上8.2%増加、営業利益41.9%減、純利益69.3%減。人民元高ドル安傾向で中国生産会社の売上が目減り。電子部品の供給不足で生産遅延。円高ドル安による債権評価損失発生。とくに縫製機器&システム事業セグメントは前年比69.5%減と大幅悪化。