トルコ政府、ジャマル・カショギ氏を殺害したとされる暗殺者が持ち込んだ航空荷物のX線写真をリーク
トルコ政府が、サウジ人記者ジャマル・カショギ氏を殺害したと疑われる暗殺者が持ち込んだ荷物のX線写真を公開しました。
サウジが送り込んだ暗殺者がジャマル・カショギ氏を殺害した際に利用したとみられる道具類の写真が公開されました。
これによると、電気ショック装置、メス、外科用ハサミ、信号妨害装置、暗号装置、いくつかのシリンジ、電気ショック装置、携帯電話10台、ウォーキートーキー、携帯無線機3台が含まれていたとのこと。
Khashoggi’s ‘murder kit’ X ray PHOTOS revealed by Turkish media RT
これは、ジャマル・カショギ氏を暗殺したとされる特殊部隊員たち(ムハンマド皇太子のSPなど)がトルコの空港を通る際にX線写真でとられたものとのこと。
どれもこれも物騒なものばかりですが・・・
これが本当であれば、サウジ側はどう弁明するのでしょうか。
Cemal Kaşıkçı'yı öldüren infaz timinin Suudi Arabistan’a geri döndüğü 18.20’de kalkan ilk uçaktaki bagajlarda karanlık operasyonda kullanılan aletler vardı. https://t.co/xxxkXFng2K
— Sabah (@sabah) November 13, 2018
トルコ側は、ジャマル・カショギ氏殺害に絡む証拠をいまだ小出しにする作戦
トルコ側が今回の証拠を出してきた理由は(これが本当であれば)、トルコ側がまだまだ決定的なものを持っていることをアピールするためと思われます。
サウジ出身の反体制記者ジャマル・カショギ氏がサウジ領事館内で殺害された可能性
アメリカのトランプ政権は、カショギ氏殺害事件を有耶無耶にして、ムハンマド皇太子への処分はなるべく穏便に済ませたいと思っているようなところがあります。
(たしか、ポンペイオだったかが「録音にはムハンマド皇太子の関与を決定的にするものはなかった」みたいなことを言っていたように記憶しています。ソース不確かです。)
これは、アメリカの主要な武器輸出先であるサウジとの関係を切りたくないトランプ大統領の意向が働いていると思われます。
トルコ側としては、ジャマル・カショギ氏事件をうやむやに終わらせるつもりはない、とアピールしたいのだと思います。
以上。