【統計】ギリシャの一人あたりGDP【グラフ】
【統計】ギリシャの一人あたりGDP【グラフ】
(データ元:世界銀行)
ギリシャの一人あたりGDPは、2000年代後半にサブプライムローンバブル崩壊が起きたあたりから変調をきたします。
2009年にはコスタス・カラマンリス首相の新民主主義党(ND/ネア・デモクラティーア)からヨルゴス・パパンドレウ政権(全ギリシャ社会主義運動/PASOK/パソック)に政権が移行。
ここで、実はギリシャの債務が言われているよりも遥かに多いことが発覚します。
カラマンリス政権では債務はGDPの4%台とされていたのですが、実は13%超であったことが発覚。
IMFの下で緊縮財政による財政立て直しが行われ、ギリシャの一人あたりGDPは急落しました。
ちなみに補足ですが、このギリシャ債務危機時のIMFの対応については、
「これがギリシャのためになるから我慢してね」
という説明がされていましたが、実はドイツやフランスの銀行を救うためであったことがのちのちパウロ・ノゲイラ・バチスタ理事の口から語られます。
パウロ・ノゲイラ・バチスタ理事はギリシャ融資投票で棄権しており、なにか思う所があったのでしょう。
こうした流れが、2018年のイタリア債務問題にも影響しています。
イタリアがIMFやECBの言うことを聞かなくなってしまったのも、ギリシャのされたことをみていたから・・・かもしれません。